奥多摩の沢

奥多摩 マイモーズの悪場

奥多摩最難と謳われるゴルジュ。倉沢谷の下部に位置する。

F1~F4の滝で構成され、人工登攀主体の登りが続く。

倉沢谷 マイモーズの悪場 遡行記録(敗退)

2015/7/21 日帰り 晴れ

遡行グレード:???

メンバー:ケーシ、他1名

Y山岳会の記録を見て、気になっていたゴルジュへ。


倉沢橋からゴルジュ内を覗くが、結構下にあるようで内部の様子は確認できない。

滝の轟音だけが橋の上からでも威圧的に聞こえてくる。


釣り師用の踏み跡らしき道を辿り、マイモーズに向かう。

轟音を上げてF1が水流を落とす。離れていても、水飛沫が飛んでくる。

ここ数日の台風などの影響で水量は多めのようだ。


準備をして偵察に向かう。

釜は凄い力で渦を巻いており、滝壺に吸い込まれるように体が流される。


吸い込まれながら、取り付きのホールドを何とかキャッチ。

それにしても凄い釜の引力。手を離したら確実にヤバイ。ライジャケを置いてきた事を後悔するも既に後の祭り。


スカイフックで離陸。水中に揺らめくアブミに乗り込む。

足がつかないので、この水量では泳ぎながらハーケンを打つのは至難の業だ。


体が冷えてきたので、日向で休憩する。

再びチャレンジ。順調に進んでいくが、4本目のハーケンを打った際にドボン。
釜に吸い込まれたが、ロープを引っ張ってもらい渦から脱出。
一度休憩に戻ると…ハンマーがない!?さっきの墜落で釜に落としてしまったらしい。

相方はハンマー無いし、ハンマーが無いと死活問題なので泣く泣くここで敗退を決める。。
この奥の景色が見てみたいので、またいつかリベンジしに来たいと思う。

水量が多い時は釜の巻き込みが強いのでライジャケがあると安心。
リスは浅いので中々ハーケンを受け付けない。

コースタイム

8:00駐車場―8:10マイモーズの悪場―10:00撤退―10:20駐車場

装備

フェルトソール靴、フラットソール、50mロープ、カム、アブミ