沢登り

沢登りの世界へようこそ!~沢登りとは?魅力や始め方を紹介します~

沢登りとは?

沢登りとは、一言でいうなら沢筋を辿る登山です。
沢筋を辿るので、一般的な登山のように道はありません。
時には淵を泳ぎ滝を登り藪をこぎ…、道なき道を行くのが沢登りです。
一般的に登山では体を濡らすのはご法度と言われていますが、沢登りの場合はむしろ濡れてなんぼなところもあります。
暑い夏に水と戯れ、自然を満喫できるのも沢登りの魅力の一つでしょう。

沢登りの魅力

沢登りの魅力といっても人それぞれだと思いますが、私が特に感じている魅力を3つ紹介します。

・自由さ
沢登りには決められた道がありません。
どこを歩いても良いですし、滝を登るか高巻くか、釜を泳ぐかへつるか、全て遡行者の自由です。
もちろん決められたテン場も無いので、どこで寝るのも自由。
その時々で進むルートを判断し、自分の好きなようにルートをとれる面白さがあります。

・自然との一体感
沢登りで人の手が入っていない山の奥深くに分け入ると、普通の登山では出会えないような、ありのままの自然に触れることができます。
原始的な風景や豊かな生態系、その時々によって表情を変える厳しくも美しい自然の姿に魅了されずにはいられないでしょう。

・探検的要素
沢は整備された道ではないので、何が出てくるかわからない面白さがあります。
特に記録がほぼ無いような沢に入る時は、その沢の中は一体どうなっているのか、非常に好奇心がそそられます。
そのような未知の沢で困難にであった時、自分のもつ技術や知識を総動員してルートを切り開いていくのも、沢登りの醍醐味です。
遡行記録を書いている私が言うのも何ですが、時には敢えて詳しく記録を調べず、地形図を頼りに沢に入ってみるのも楽しいと思います!

沢登りに必要なもの

安全に沢登りをするには、ある程度の登山の知識や経験が必要です。その中でも私が特に大事だと思うものをいくつかピックアップしました。

・体力
素早く行動できる、長時間行動できる力。
スピーディに行動できるほど安全と一般登山でも言われますが、沢登りは特に不確定要素が高いので、予期せぬ事態に陥った時に対処できる時間の確保が大事です。

・読図力
自分の現在地、進むべきルートを地図から読み取る力。
登山道の無い山中で頼れるのは地図だけなので必須です。
沢だとGPSが狂うことがあるので、地形図も読めた方が良いです。

・登攀力
岩や斜面を安定して登る力。
クライミングが上手いに越したことはないですが、それよりも、地盤や岩が不安定でも落石などを起こさず確実に登れるか、ロープなど登攀の道具を正しく扱えるかが大事です。

・判断力
状況に合わせて、できるだけリスクの低い行動を選ぶことができる力。
例えば、天気が悪いなら沢に入らない、体調が悪いときに無理して行かない、目の前の滝を登る技量が無いなら高巻く、行きたい沢が自分にとって難しいならより簡単な沢で経験を積んでから挑戦する等。

ハードルが高く感じられてしまうでしょうか?
沢登りは不確定要素が高いため安全な遊びとは言い難く、リスクを回避するためにはある程度の体力や技術が要求されます。
最初は経験者と一緒に行って、徐々にステップアップしていきましょう。
周りに経験者がいなければ、沢登りの講習を利用するのもおすすめです。

沢登りに必要な装備

沢登り専用という道具は沢靴ぐらいで、他は登山やクライミング用品と兼用できます。(沢山行くなら分けるのをオススメしますが)
沢登りをこれから始めたい方向けに、必要装備を解説した記事を書きましたのでご覧ください。

沢登り初心者向け:はじめに買うべき装備まとめ

各装備について詳しくはコチラ↓
沢靴の種類と選び方を解説!
沢登りのザックを解説!

最後に

必要な技術やら装備やら、少し面倒なことを書きましたが、最初は誰でも初心者です。
ぜひあまり怖がりすぎず、ご自身の体力等に合わせてチャレンジしてみて下さい。
山遊びの選択肢として沢登りを加えてみると、遊びの幅がぐっと広がるはずです。
それでは楽しく安全な沢登りライフを!