妙義には珍しい?大滝を内包する沢。
春先、晩秋におすすめ!
入山川 並木沢 遡行記録
2020/10/28 日帰り 晴れ
メンバー:ケーシ、シュカ、他1名
遡行グレード:2級
今年の冬の訪れは非常に早い。体感で1ヶ月くらいは早い気がする。
先週は家の近くの山でも雪が降り、沢を納めねばならない季節が着実に近づいてきている。
久しぶりに外でボルダーでもいいかなーなんて思っていたが、やはり沢ヤは限界まで沢に行くべきだと思い、まだ行けそうな西上州に向かうことにした。
場所はそこそこ登り甲斐がありそうな沢ということで2本の大滝を内包する並木沢に決定。
近くのコンビニで集合し、駐車スペースに向かう。が…。
過去の記録に駐車スペースと記された場所は明らかに民家の敷地内…(笑)。
ちょっとこれは無いな…ということで、国道沿いのトラック休憩所に車を置かせてもらう。
分かりにくい道を進みアプローチ。
入渓するとすぐに牛名ノ滝。
左から簡単に登れそうだが、取り付いてみると脆かったので、ロープを出してトライ。
シャワーを浴びながら脆い壁を慎重に登る。
登り自体はⅢ程度でリード、セカンドのシュカともに問題無く登るが、
ケーシは薄着で来たため、シャワーを浴びて軽い低体温症になって体が動かなくなり、必死のゴボウで這い上がる(笑)。
去年の感覚で寒さ対策を全くして来なかったが、二人のように念のためウェットスーツで固めてくるべきだった…。
牛名ノ滝から大滝まではナメと河原歩きが交互に出てくる。
ケーシは先程のシャワーで完全に体力を吸われ、体の力が入らずフラフラになってしまった。
大滝上はあまり面白くなさそうなのと、ケーシの体調を鑑みて大滝上で登山道に上がることにした。
しばらく歩くと立派な大滝が登場。真夏なら水流沿いが登れそう。
ただの肉塊になったケーシは全く役に立たず、ここも友人リードで。
上部の逆層スラブ付近が核心でⅣくらい。
残置は適度に有り、岩も硬く、フリクションもかなり効く。
大滝上の二俣から登山道に上がることにするが、なんと登山道が無い!?
GPSで確認しても確かに登山道上なんだけどなー。一度大滝上に戻って作戦会議。
大滝から懸垂で戻る案が出たが、ロープ足りないし、ハーケン残置も勿体ないので却下。
もう一度、尾根に上がって道が見つからなければ、そのまま詰め上げて反対側の国民宿舎に降りることにした。
やはり登山道は見つからず、そのまま沢を詰めて行くとテープが出てきた。
地形図を見る感じ、この登山道は地形図の道と大きくずれているようだった。
このテープを辿れば下山出来そうな感じだが、本当に道が無くなっていたらまた登り返さねばならないので、無難に反対側に降りることに。
トレランしながら国民宿舎に下山。ここから横川駅方面まで道路を歩いてタクシーを呼んで車回収。(一人800円くらい)
帰りの道で他の記録をきちんと見てみると、やはり登山道は地形図の登山道と大きくずれているようだった。
寒さ対策もそうだが、全体的な下調べも足りなかったなーと反省。やはりバリエーションは舐めてかかると痛い目みますね。初心忘るべからずで今後も沢登りに臨んで行きたいなと帰りの車で思いました。
コースタイム
駐車場7:30―入渓8:00―大滝9:00―国民宿舎14:30―駐車場16:00
装備
ラバーソール靴、50mロープ、カム・ハーケン