南アルプス・富士山周辺の沢

安倍奥 白沢大滝

静岡県、安倍奥に眠る100m大滝。

果たして完登することはできるのだろうか。

安倍川 白沢大滝 遡行記録

2016/5/3 日帰り 曇り

遡行グレード:???

メンバー:ケーシ、他1名

GWは連休が取れるはずもなく、一日休みを利用して以前から狙っていた安倍奥の白沢大滝へ行くことに。

駐車スペースに車を停めて出発。先日、白沢本谷は遡行済みなので迷わずにどんどん進む。


右俣との出合を過ぎると、すぐにゴルジュになる。

ゴルジュ内には5mと7mの滝がかかる。


7m滝上から振り返る。ここは高さがあるのでロープを出した方が無難。


7m滝を越えると沢は開け、大滝が姿を現す。


1ピッチ目を偵察。水流沿いはかなり厳しそう。


大人しく本谷にかかる8mを左から登ったところから登攀開始とする。


1ピッチ目上部。快適な登り。


2ピッチ目のルートを探る。


右壁から取り付いて、凹角に入るのがセオリーだが…。


水流に突っ込んで行く。

片方のロープがスタックするハプニングがあったが、危なげなく登り切った。


2ピッチ目フォロー中。


通常はこの凹角に入るのだろうか。


2ピッチ目終了点から振り返る。


3ピッチ目。ここから私がリード。

見た目は簡単そうだったが、足元に砂が乗り地味に嫌らしい。


15mくらいでピッチを切り後続を迎える。


核心の最終ピッチ。スタート!


前半は乾いた白いスラブを登っていく。


ここから滝の流心に突っ込む。思ったより階段状だ。


岩がボロいので、テイスティングしながらゆっくりとロープを伸ばす。


核心部らしき部分に到着。

ホールドは全体的に外径している。カムを固め取りし、側壁を上手く使って突破。


無事に落ち口に到着。上部はヌメリが酷く地味に気を遣った。


フォローの登りを上から。


無事に二人とも登り切り、滝上で記念撮影。逆光…。

帰りは滝の左側を懸垂4ピッチで下降。その後は来た道を引き返した。

適度なスパイスの効いた大滝だった。

コースタイム

7:00駐車スペース―8:10白沢大滝―12:00登攀終了―15:30駐車スペース

装備

フェルトソール靴、フラットソール、50mロープ×2、カム