奥秩父の沢

奥秩父 鶏冠谷左俣

登攀要素が高い初中級者向けの沢。

下山の鶏冠尾根は中々気を遣う。

笛吹川水系東沢 鶏冠谷左俣 遡行記録

2013/7/18 日帰り 曇りのち晴れ

メンバー:ケーシ、他1名

遡行グレード:2級

登れる滝が多いと評判の鶏冠谷へ。


駐車場からしばらく歩いて東沢に入渓。


鶏冠谷出合。ご丁寧に看板が付いている。


遡行開始。前半は薄暗い。


しばらく行くと核心の10m魚止ノ滝。
左岸から巻けるが、水流右を直登する。落ち口付近が悪い。


その後はナメが出てきたりと癒される。


右岸を見ると奥飯盛沢の大滝がかかる。


逆さくの字滝は水流沿いを登る。落ちたら恐怖の滑り台。


その後も登れる滝が続き、面白い。


二俣に到着。左俣に入る。


シャワーを浴びて直登。


10mスライダー滝は右端から。
残置があるので、不安な場合はロープを出した方が良い。


そしてハイライトの3段15m滝。
左岸から簡単に巻けそうだが、登れるかも?ということで取り付く。


部分的に被っており、かなり悪い。
そのまま激シャワーで落ち口付近に到達するが…。


甘いホールドしかなく乗越せず。一旦クライムダウンしてルートを見直す。


気を取り直して右岸のクラック状を登る。
上部の灌木帯に達する手前がヘナヘナの草付きで悪い。
灌木帯からはもう1ピッチ伸ばして落ち口へ。


滝上は一気に渓相が明るくなり、ナメのキレイな二ノ沢、三ノ沢を見送りながら高度を稼ぐ。


最後の方で詰めを間違えてガレた斜面を登るハメに。


ようやく鶏冠尾根に到着。


下山開始。先は長い。


途中、鶏冠山に寄って休憩。


下るにつれて徐々に尾根は細く険しくなる。


懸垂する場所もある。(迂回路も整備されている)

その後も気を遣うクライムダウンをこなし、順調に高度を下げる。

日没前に駐車場に帰還。遡行よりも下山が核心かもしれない。

コースタイム

駐車場4:50―鶏冠谷出合5:40―左俣8:00―鶏冠尾根12:00―駐車場17:30

装備

フェルトソール靴、30mロープ、カム、ハーケン