妙義の初級沢と紹介されているが、上部に行くほど岩が脆くシビアな登攀を強いられる。
水はほとんど流れておらず、沢登りというよりはルンゼ登攀。経験者同伴で入渓しよう。
中木川 烏帽子沢左俣 遡行記録
2019/11/4 日帰り 晴れ
メンバー:ケーシ、他4名
遡行グレード:2級
以前所属していた会の山行に混ぜてもらい妙義の沢へ。
国民宿舎裏妙義から登山道を辿り入渓。
前半は登山道が並走しているが、沢沿いを遡行する。
簡単に登れるところも難しいルートから果敢にチャレンジ。
その後、いくつかCS系の滝を越えると特徴的な巨岩が出現。
内部突破はかなり厳しそうだったので、左から巻く。
この滝も簡単に巻けるが、各々好きなところから登る。
籠沢を過ぎると8mCS滝。
近づいてみると落ち口に穴が空いていて登れそうだったが、
プロテクションが全くとれなさそうだったので、左岸から巻く。
巻きは左岸ルンゼから。
灌木を繋いで懸垂無しで沢に復帰。
この先、二俣になっていて誤って右俣に入ってしまう。
進路を修正して左俣へ。
左俣に入ると悪そうな滝が連続。
巻きも浮石&脆い岩であまり良くない。
この滝は完全に直登不可。
左岸から巻いて行く。先が見えないので念のためロープを出した。
上部に行くほど脆く、細かく中々嫌らしい滝が連続。
ここは出だし1ポイントの人工で越える。
残置の折れ曲がったハーケンは簡単に抜けたので持ち帰った。
最後の二俣は記録だと右に入る人が多いようだが、我々は尾根にすぐに出られそうな左の斜面を選択。
浮石&脆い岩が多く、間隔を詰めるか、かなり空けないと落石がビュンビュン飛んできて危なかった。
無事に尾根に乗って登山道を目指す。
最後の急斜面を登ると登山道に飛び出した。
あとはダラダラと登山道を下り、駐車場へ。
沢登りの楽しさをあまり感じられる沢ではないが、脆い岩の処理や悪い巻きの良い練習にはなると思う。
コースタイム
駐車場7:20―二俣9:30―登山道13:00―駐車場14:30
装備
ラバーソール靴、30mロープ、カム、ハーケン