川浦谷は奥美濃を代表する観光地ゴルジュ。
短いながらも景観は一級品。
板取川 川浦谷本流 遡行記録
2022/6/30 日帰り 晴れ
メンバー：ケーシ、シュカ
遡行グレード：2級上
異例の早さで梅雨が明け、猛暑日が続く。
相変わらずケーシの指は治らないが、泳ぎなら大丈夫だろうと奥美濃の沢に遠征。
手始めに川浦谷（かおれだに）の本流ゴルジュを遡行してみることに。
板取キャンプ場から入渓。
車はどこに停めていいのか分からず、第二駐車場に停めたが有料だった。一日1000円。
通常は渓谷の無料駐車場に停めて歩いて入渓がベターと思われる。
少し進むと早速泳ぎ！エメラルドグリーンの水がとても美しい。
いきなり50mくらい泳がされる。時々上陸して休憩しながら進む。
超癒し系。この後少し河原歩きが出てくる。
河原歩きを終えると再び泳ぎ。
奥に不気味な滝が見えてきた。
本流にかかる滝かと思いきや、海ノ溝谷（洞）出合だった。
何とも不気味な入口。。明日はこちらに行きます。
海ノ溝谷出合を越えて振り返る。
沢が左に屈曲すると…。
3m滝が現れる。水流沿いは複雑な渦を巻いており、正面突破は不可。
セオリー通り左の棚から巻く。対岸から見たら右側壁が登れそうだった。
棚からは残置を使って斜め懸垂。
この沢全体に言えることだが、岩が恐ろしいほどヌメる。
かなり気を使いながら懸垂終了。
最後は落ち口にトラバース。ここもスリップ注意。
3m滝を越えると待望の絶景ゴルジュ！日が当たっていないのが残念だが、素晴らしい造形だ。
シュカさんは右側の穴まで登って飛び込みしていた。
しばらく遊んだ後は泳いで内部に突入。
沢が右に屈曲すると再びゴルジュが出てくる予感。
この沢のハイライト、70mゴルジュだ！
写真では見ていたけど、実物は迫力が桁違い。早速泳いで進む。
今日は流れが穏やかで快適に泳ぎ進めた。水量が多いと通過が大変そう。
観光客が橋から見ていた。
奥まで泳ぎ進むとゴルジュは左に屈曲。
2mくらいの滝が立ち塞がる。
正面突破はムリなので、左岸の棚に乗って巻いて行く。
その先の滝も巻いて沢床に復帰。これにて見所終了。
その後は水と戯れながら進む。
見事なゴルジュは終わったものの、まだまだ河原を挟んで淵が出てくる。
カオレブルーのプールを泳ぐ。
記録ではあまり触れられていないが、ゴルジュ上も絶景が続く。
美しいナメ。
遊びながら進んで行くと前方に橋が見えてきたので、ここで遡行終了とする。
巡視路を歩いて林道へ。
橋の上からゴルジュ見学。
灼熱の道路歩きを経てキャンプ場に帰還。
川浦谷本流は登攀要素ほぼ0。
基本は泳ぎメインなので、平水であれば初心者でも楽しめそう。
岩が異常にヌメヌメなので、ラバーでもフェルトでも遡行のしやすさは変わらないと思う。
真夏の暑い日に是非足を運んでみて下さい。
コースタイム
駐車場8:40―入渓8:50―海ノ溝谷出合9:40―70mゴルジュ10:30―遡行終了12:00―駐車場13:00
装備
ラバーソール靴、25mフローティングロープ、ライジャケ
