九州の沢

霧島山 霧島川左俣

2018年の新燃岳噴火の影響か、随分渓相が変わってしまったようだ。

倒木だらけでとても沢登りを楽しめる状態ではない。

以前は苔とナメの美しい沢だったようだ。

霧島川左俣 遡行記録

2019/5/10 日帰り 晴れ

メンバー:シュカ、ケーシ

遡行グレード:1級

霧島山最高峰の韓国岳に上がれる沢ということで、霧島川左俣をチョイス。
規制で新湯温泉の登山道から入渓できないため、少し下の県道から入ることにする。

大浪池登山口に車を停めて小一時間車道を歩く。
霧島川にかかる橋から入渓。

事前に調べていたのとなにやら様子が違う。
こんなに鮮やかな水色だったかな・・・?

 しばらく進むと水の色が濃い青に変わった。
温泉成分が濃いのだろうか、こんな色の沢は初めてだ。


10m程の滝は右岸から巻いた。

 巻き終わると新湯温泉からの登山道が横切る。

 深い釜を持つ小滝。
全身浸かるにはまだ寒いので巻いた。


両滝はとても登れる感じではない。
右岸から巻いた。
巻いてばっかりだ。

 両滝を越えたあたりから倒木が酷くなってくる。
綺麗なナメが台無しだ。

 進むにつれて荒れ具合が増していく・・・。

 ついに倒木に埋め尽くされてしまった。

最近沢登りというか、藪漕ぎばかりしている気がする。
うんざりしながら倒木の海を進んで行く・・・。

 広いナメが現れ、一瞬倒木の海から解放される。
荒れていなければ癒し系沢登りが楽しめそうなだけに、非常に残念だ。

 水枯れ後は沢型をひたすら辿って登山道を目指す。
細かい二俣には迷わないようテープで目印が付けられていた。
人気の沢だったようだ。

 避難小屋から少し下りたあたりの登山道に合流。
百名山霧島山の最高峰、韓国岳のピークハントに向かう。


山頂までなかなかエグイ傾斜の階段がひたすら続く。
所々ボルトが抜けてぐらついているのが地味に怖い。

 山頂で少し涼んでから下山開始。


登山道はかなり整備されていて歩きやすかった。

コースタイム

大浪池登山口7:30ー入渓点8:10ー登山道11:40ー韓国岳山頂12:30ー大浪池登山口14:10

装備

フェルトソール靴、30mロープ(未使用)