奥秩父の秀渓。
変化に富んだ渓相は遡行者を飽きさせない。
泉水谷 小室川谷 遡行記録
2013/9/6 日帰り 晴れ
メンバー:ケーシ、他1名
遡行グレード:2級上
奥秩父の沢の中でも評判の良い小室川へ。
三条新橋に車を停めてスタート。
“小室向”と書かれた標柱から作業道を利用して沢に下降していく。
泉水谷にかかる橋から入渓。
最初は穏やかな河原歩き。
小滝をいくつか越えていくと…。
最初の4m滝。右から残置ロープを利用して越える。
次の7m滝。
右のバンドから簡単に登れる。
プチゴルジュ帯。
薄暗いゴルジュの先に滝が見える。
少し泳いで取り付き、右から登る。
少し進むとS字峡。
左からへつり気味に越える。水量が多いと突破が難しいらしい。
S字峡内は泳ぐところもある。水の色が暗くて不気味。
S字峡出口の滝を左から登って終了。
S字峡を越えると癒しの渓相。
石門手前の8mCS滝。
左の残置を利用して越える。少し嫌らしい。
巨大な岩で水流を分かつ2条4m滝は左をシャワーで登る。
そして小室川谷名物?の石門に到着。記念に中を潜って通過する。
そして核心の小室ノ淵。最初の3mCS滝。
巻いている人が多いようだが、せっかくなので内部を行く。
暗い淵を10mくらい泳いで左から離陸して越えた。
次の滝は泳いで右から登るが…。途中でドボン。
大人しく残置のある右岸を登って巻きあがった。
核心を抜けると暖かい日差しが迎えてくれる。
ここまでずっと暗い場所にいたので心地よい。
簡単に巻けるところも積極的に泳ぐ。
快適な滝の登りが続く。
10m滝は右岸巻き。
いよいよハイライトの4段40m滝。
快適に直登して行くが、落ち口付近がツルツルで少し嫌らしい。(落ち口付近に残置有)
上から見下ろす。
次の2段20m滝。快適に直登。
美しいナメ状の滝。せっかくなので泳いで取り付いた。
そして徐々に水が涸れていき…。
すっかり源頭の雰囲気に。光が差し込んで神々しい。
藪漕ぎのない快適な詰めで登山道に抜けた。
大菩薩ピークには寄らず、そのまま登山道を下山。
行程が長いので泊まりでゆっくり楽しむのも良いだろう。
コースタイム
三条新橋5:30―入渓地点6:00―S字峡7:00―小室ノ淵8:20―4段40m滝9:40―登山道12:40―三条新橋16:00
装備
フェルトソール靴、30mロープ、カム、ハーケン