ナメ滝や小滝の続く登攀的な沢。
景観もよく、快適な沢登りが楽しめる。
下山の鶏冠尾根の方が核心かも。
笛吹川水系 東沢 鶏冠谷左俣 遡行記録
2018/06/22 晴れ 日帰り
遡行グレード:2級
メンバー:シュカ、他1名
道の駅みとみで前泊。翌朝西沢渓谷駐車場に移動し、しばらく遊歩道を歩く。西沢渓谷方面のつり橋を渡った先から入渓。
鶏冠谷出合付近に見慣れない看板が立っていた。有名になって入る人も増えたのかな。
しばらく歩くと魚止ノ滝。前回右俣に来たときはフォローだったので、今回はリードしてみた。右壁を登り、岩と岩の隙間に挟まりながら落ち口へ抜ける。
左はツルツルでホールドがない。右のクラックをうまく使ってよじ登るが、1か所A0した。残置ハーケンやボルトはいくつかある。
この辺が核心。
魚止ノ滝を終えると、ナメ滝が続き、その最後に構えるのが3段12mナメ滝。新緑のなかのナメ歩きは気持ちがいい!
逆さくの字滝は水流沿いを右から登れる。多くの人が入渓している証拠か、ちょっと難しいとされる上部には、しっかり残置スリングが設置されていた。
小滝をいくつか越えると二俣になる。
左へ入るとトイ状の滝。左から濡れずに行けそうだが・・・
せっかく天気も良いので、濡れに行く。
10mナメ滝はどこもヌメっていて嫌な感じ。右壁のクラックを利用して登る。
見上げているとあまり傾斜がないように見えるが、見下ろすと結構急だったりする。見た目通りヌメっていて気をつかう。
一ノ沢出合。左の水流が一ノ沢、右の3段15m滝が本流。登れそうに見えなかった為、左岸から高巻いた。後でよくよくガイド本を見ると、登れるそうだ。惜しいことをした。
綺麗なナメ床。東沢釜の沢の千畳のナメほど長くはないが、きれいなところだ。
すぐに二ノ沢出合。小滝をいくつか越えるとまたすぐに三ノ沢が左から出合う。
そのあとは小滝が続き、水を浴びつつ楽しく突破していく。
苔むしたトイ状の滝。ここを越えると次第に水が枯れ、源頭部の様相になる。
適当なところから鶏冠尾根を目指してつめ上がる。30分ほどで尾根の登山道に合流した。
下山は岩稜帯あるき。最初は見晴らしもよく楽しいが、樹林帯に入ってからが長い。かれこれここを歩くのは3回目だ。飽き飽きしながら下山する。
コースタイム
7:30 西沢渓谷駐車場ー8:00 入渓ー8:30 魚止ノ滝ー9:30 魚止ノ滝上ー10:30 二俣ー12:30 遡行終了点ー13:00 鶏冠尾根登山道ー16:00 鶏冠谷出合ー16:30 西沢渓谷駐車場
装備
フェルトソール靴、30mロープ、カム類