水量が多く、歩きと泳ぎがメインの体力トレ的な沢。
夏なら積極的に泳ぎたくなるような淵や釜がたくさん。
釣り師に人気らしい。(全然釣れなかったけど・・・)
利根川水系 渡良瀬川 庚申川本流 遡行記録
2018/05/21-22 1泊2日 晴れ
遡行グレード:3級
メンバー:シュカ、ケーシ、他1名
銀山平の駐車スペースで前泊。
入渓してすぐ。やたら木が倒れている。
少し歩くと堰堤にぶち当たる。
端っこから巻く。
流れは穏やかで透明感がある。いきなり結構水に浸かる。
まだ気温は高くなく、胸まで浸かるとシンドイ!
坑夫滝。泳いで取り付けば右から登れるみたいだが、今回は寒いのでパス。右岸巻き。
巨岩が沢のど真ん中に鎮座。水の青がきれいで、夏なら泳ぎたかった。
大きな滝という滝は出てこず、小滝がたまに出てくるくらい。その小滝に大きい釜か淵という構成が多く、とにかく泳がされる。
長い淵。泳ぎたくなかったため、右岸を小さく巻き気味に通過。
岩盤が発達してくる。岩が面白い削られ方をしていて洞窟みたいになっていた。
極力濡れたくなく、とにかくへつる。泳いでしまえば一瞬だけど・・・。
大きな淵付きの10m程の滝は登れそうもなく、高巻いた。
まだまだ泳ぐ。水流を横切り右岸にとりつく。このあたりから両岸が立ってきてゴルジュ状になってくる。
10mくらいのナメ滝。水流左から。
またも泳がざるを得ない箇所。泳いで滝の右側の岩に上陸し突破。何回も水に浸かっていると、麻痺なのかだんだん水の冷たさを感じなくなってくる・・・。
すぐ上に深い釜をもつ滝。青色がきれい。左から巻き気味に通過。
この滝のもつ淵も深く、足がつかない。次々と泳ぐ箇所が出てくる!
はやく焚火をしたい気持ちが募っていく・・・。
今回の核心、2段20m滝。残置スリングが垂れ下がっている。
水流右から突破。最初がかぶり気味なので空身で登り、荷上げ。
ここから左に乗りあがる一歩が難しかった。
2段目は右岸から小さく巻く。落ち口へのトラバースが落ち葉で滑りそうでスリリング。
再び深い釜をもった滝。右から登る。
ゴルジュが終わり川幅が広がる。穏やかな渓相になる。
夕飯のために釣りをするが残念ながらボウズ。やっぱり、もっと下流でないとダメか。
水量が一気に減り、源頭部の様相になってくる。
丁度良さそうな場所があり、ここで行動終了。焚火宴会を始める。木は乾いていて容易く火が付いた。
翌朝、もう後は帰るだけなのでゆっくり起きて9時ごろに出発。
登山道横断点がよくわからず、適当なところから上がった。薄いふみあとを辿って帰るが、笹で滑るし足元も見えないし、歩きづらい。
途中の庚申山荘ではシカの親子に遭遇!(子供は右の建物裏にいた。)結構近づいても草を食べるのに夢中で逃げなかった。
庚申山荘からは道も歩きやすくなり、サクサク下山。林道を小一時間ほど歩いて駐車スペースへ。
コースタイム
1日目
6:30 駐車スペースー7:00 入渓ー7:50 坑夫滝ー12:30 10mナメ滝ー13:45 2段20m滝ー16:00 テン場
2日目
8:50 出発ー9:15 登山道ー11:15 庚申山荘ー12:15 林道ー13:30 駐車スペース
装備
フェルトソール靴、30mロープ、カム類、ライトネオプレン下