谷川・奥利根の沢

谷川 東黒沢~ナルミズ沢

デート沢、癒し系の代表格!!

ハイライトの天国のナメは雪渓で埋もれており、詰め、下山ともにただの地獄になった…。

湯檜曽川 東黒沢~宝川 ナルミズ沢 遡行記録

2020/06/17-18 1泊2日 晴れ/曇り

メンバー:ケーシ、シュカ

遡行グレード:2級

前日のゼニイレ沢に引き続き、まだ行ったことの無かったナルミズ沢へ。
今年は例年より雪解けが1ヶ月以上早いので、もう行けるのでは?ということで最後の体力トレも兼ねて連チャンで行くことにした。


白毛門登山口からスタート。


東黒沢の左岸沿いに付けられている道を使ってアプローチ。


ハナゲの滝に到着。


左から快適に登る。


白毛門沢出合。右に進む。


東黒沢はナメが続く癒し系。


滝とナメが交互に連続する。


ナルミズ沢に下降するための鞍部まで単調な沢を詰めていく。


鞍部から反対の沢に下降。
さすがに上部は大きめの雪渓が残っていた。特に難しいところも無く順調に高度を下げる。


ナルミズ沢の出合に到着。
ここは広河原になっていてテン場適地になっているのだが、
ゴミが大量に捨ててあって唖然。持ち帰れそうなものだけ回収する。


気を取り直してナルミズ沢の遡行開始。
と思ったら中々の水量と氷水のような水の冷たさ…!
上部に雪渓が残っているようだ。


水は冷たいを通り越して痛い。


綺麗な釜とナメもかなり荒れ狂っており、全然癒されない(笑)


真夏なら釜に飛び込みたいところだ…。さすがに早すぎたか。


沢は全く難しいところが無くただ歩くだけという感じだが、
随所に出てくるナメが良い感じ。


大石沢出合に到着。
この辺りがテン場適地となっているが、まだ昼前なので先に進む。


大石沢を過ぎると2-3mくらいの滝がどんどん出てくる。


S字峡はスゴイ水量だったので、右から巻いた。


魚留ノ滝が見えてきた。水線突破は寒すぎて論外なので、右から巻く。
大石沢を過ぎてから良いテン場が全く見当たらない。


雪渓が見えてきた。


左側を歩いて通過。


テン場が見つからないまま二俣に到着。
このまま雪渓歩きが続きそうなので、今日中に上まで抜けて避難小屋で泊まることにする。


二俣は右に入る。


長い雪渓歩き。ハイライトのナメは完全に雪の下。。


フェルトに雪が詰まって滑りまくる。チェーンスパイク持って来れば良かった。


雪渓歩きを続けているとアッという間に奥の二俣に到着。
一部分だけ、天国のナメが姿を見せてくれた(笑)


そのまま詰めて稜線へ。
ハイライトは埋まっていて残念だったが、この源頭の景色を見れただけで満足としよう。


稜線からは朝日岳まで廃道歩き。


地味な藪漕ぎで少々歩きにくい。ブヨが大量にたかってきてかなりウザい。


アップダウンを繰り返してヘロヘロになりながら登山道に合流。
気温が低かったのが、せめてもの救いだった。


ここからは周りの山々を眺めながらプチ縦走。


朝日岳山頂に到着。避難小屋はまだまだ先…。


この登りを終えると笠ヶ岳の避難小屋に到着。今日はここで1泊。
歩きすぎて疲れた。


翌朝、早出して雲海を眺めながら下山。

長い下山を終えて8時には登山口に到着。
この付近の沢はだいたい登ったので、もうこの長い登山道を使うこともないだろう。

ナルミズ沢は上部の雪渓により増水気味のため、入るならあと1ヶ月くらい待った方が良さそう。

コースタイム

1日目
駐車場7:00―ハナゲの滝7:30―鞍部10:00―ナルミズ沢11:00―二俣13:50―奥ノ二俣14:40―稜線15:00―朝日岳17:00―笠ヶ岳避難小屋18:00

2日目
起床4:00―出発5:00―白毛門岳6:00―駐車場8:00

装備

フェルトソール靴(ケーシ)、ラバーソール靴(シュカ)、30mロープ