南アルプス・富士山周辺の沢

甲斐駒 尾白川本谷

エメラルドグリーンの水面に広々とした渓相。

スケールに圧倒される美渓!

尾白川本谷 遡行記録

2015/8/3-4 1泊2日 晴れ後雨/晴れ

メンバー:シュカ、ケーシ

遡行グレード:2級上

竹宇駒ケ岳神社駐車場にて前泊。
翌朝5時に出発。

 尾白川林道の終点を目指して歩いていく。

 途中、トンネルを3つほど抜ける。

 2時間ほど歩いてようやく林道終点。
フィックスロープを頼りに沢へ下降。

 やっと入渓!
アプローチが長い。

しばらく河原を歩くと女夫滝に到着。

 左から行くがツルツルでフリクション勝負。

 謎のワイヤーが下がっている滝。

広々とした沢に続々と滝が出てきて気持ちがいい。
身長低い人にはちょっと大変な滝。
ガバに飛びついて突破。

 遠見滝は右から巻いた。
深緑の釜が綺麗。


巻き終わってもまた高巻きに入る。
見事な大釜の滝で、見るだけでも楽しい。

 噴水滝。
どの辺が噴水?水量が多いともっと噴水っぽいのだろうか。

 適度に水を浴びながら快適に突破。
晴れていて良かった!

 巨岩がゴロゴロしてる地帯。

 しばらくナメの続く癒し渓。

綺麗な水に癒されながら進む。

 快適に小滝を越えていく。

 多分黄蓮谷が見える。
いつか行きたい!

 非常によいお天気で暑い。


遠くに坊主岩が見える。

 ヌメヌメで意外と緊張した滝。
ラバーソールはくならタワシ必携だ。

 癒しのナメ地帯が終わると、大岩が目立つようになっていく。

 立ちふさがる巨岩。
よーく観察すると、岩の隙間から向こう側へ抜けられる。

 全貌をうっかり撮り忘れた、核心のCS滝。
下部は残置をありがたく使わせていただいて突破。

 上部はまた岩の隙間をくぐって先へ進む。


ちょっぴりケービングを思い出す。

 CS滝を越えてすぐのところを幕営地とした。
快適な岩屋だ。

 やっとまともに焚火ができた!

 と思ったら急な土砂降りに見舞われる。
岩屋のおかげで火は無事だったのは幸い。

 翌朝。綺麗な日の出を拝むことができた。
開けた沢ならでは。


進行方向には月も浮かんでいた。
朝日と月を眺めて良い気分で支度する。

 朝イチの大岩越え。
地味にキツイ。

 ふと岩にへばりついている何かを発見・・・。
サンショウウオ?トカゲ?イモリ?


次第に源頭ぽい雰囲気に。

 水が涸れ、最後の詰めに突入。
かなりガレてて落石注意。

藪に突入。
獣道なのか薄い踏み跡なのかわからない所をひたすら登る。

 無事登山道と合流したが、踏み跡が交錯していて若干さまよう。
無事稜線に出ると、鋸岳が見えた。

 甲斐駒山頂に向かう。
ハイマツ・シャクナゲジャングルだ。

 いくつも偽ピークに騙される。

 だいぶ登ってきてもう一息で山頂。

 到着するも大賑わいですぐ下山。
あとは黒戸尾根をひたすら下るだけ。

登山口のつり橋も大賑わい。
下山でヒートアップした体を川で冷やしてから帰る。

コースタイム

1日目
竹宇駒ケ岳神社5:20ー尾白川入渓7:20ー大釜の滝8:30ー幕営地13:50

2日目
幕営地6:00ー登山道合流8:20ー甲斐駒山頂10:00ー登山口14:40

装備

ラバーソール靴、50mロープ