北海道の沢

大雪山系 三峰山沢右股

花の100名山、富良野岳に詰め上げる沢。

渓相good!で程よくコンパクトにまとまっていて面白い!

富良野岳 三峰山沢右股 遡行記録

2019/8/7 日帰り 晴れ

メンバー:ケーシ、シュカ

遡行グレード:2級

翌日からしばらく悪天が続くので、単発で沢登りへ。
旭川からの移動が面倒なので、比較的近場の沢に行くことにする。

凌雲閣の駐車場に車を停めてスタート。 灼熱の中、入渓地点まで道路歩き。
数十分で入渓地点へ。

出合までさらに歩く。左岸に作業道が並走しているので使わせてもらう。

ようやく1170m二俣に到着。奥にデカい滝が見える。

少し沢を進むと九重ノ滝が姿を現す。

美しいナメが遥か先まで続いている。


水流沿いを直登。ラバーソールが吸い付くようにきまる。

上段は各々好きな所を攀じる。

滝上から振り返る。落ちたら下まで止まらなそう。

間髪入れずに滝が連続する。正直、どこまでが九重ノ滝なのか分からなかった。

この滝は右から取り付き、流心沿いを登る。岩が全体的に脆く、気を遣う。


この滝は水流沿いを直登。

次第に小滝が連続するが、どれも一癖あって面白い。

赤茶けた岩の色が特徴的だった。

滝場が終わると沢をガレが埋め尽くすようになる。

ガレ場を進むとハイライトの華雲ノ滝に到着。
普通に登れそうな感じに見えるが、定石通り左岸巻き。

沢床に復帰するとプチゴルジュ地形が続く。

ゴルジュ地形を過ぎると次第に水量が減少。 1500m二俣は左に入る。水を汲んで飲もうとしたが、鉄臭くてとても飲めたものではなかった。 さらに1570m二俣を左へ。 右を詰めると富良野岳付近に出るが、面倒なので登山道に最短で登れるルートを選ぶ。

この付近で水は涸れる。

ガレの急斜面を詰める。

少し藪を漕いで登山道に合流。
登山道の合流地点間近でなんとヒグマに遭遇。 幸い、向こうから逃げてくれて助かったが…。人が多い山なので大丈夫だろうと完全に油断していた。

帰りは富良野岳には登らず、登山道経由で下山。
アプローチがやや長い感じはするが、沢自体はとても良かった。

コースタイム

凌雲閣7:40―入渓地点8:20―1170m二俣9:00―九重ノ滝9:20―華雲ノ滝10:00―1570m二俣10:50―登山道11:20―凌雲閣13:00

装備

ラバーソール靴、30mロープ(未使用)