花崗岩の美しい沢。
小規模ながらも滝が連続する初中級者向きの沢。
檜枝岐川 黒檜沢 遡行記録
2023/7/3 日帰り 晴れ
メンバー:ケーシ、シュカ
遡行グレード:2級
6月はシュカの沢モチベ低下&ケーシのぎっくり腰などにより1ヶ月間の完全休養を取っていた。
おかげ様で調子を取り戻し、完全復活!ようやく沢に行けるようになった。
梅雨の晴れ間を狙って、近場の沢に出かけることに。
駐車スペースから少し歩いて入渓地点へ。
橋の右側に設置されているロープを使って、左岸斜面に乗り上がる。
そこから少し進んだ所から入渓。
序盤の渓相。癒し系。
先人の記録通り、かなりヌメル。フェルトでも手が付けられん。
しばらくナメと小滝が続く。
日が差すと花崗岩が映える。
ぎっくり腰明けで腰回りが重くダルイ感じがするが、このくらいなら歩けそうだ。
ここは左から。
次は左右どちらも登れそう。
左から直登。シャワーが気持ちいい季節になってきた。
下部は小滝のオンパレード。釜も滝の規模に反して大きく良い感じ。
ゴルジュ。
ヌメヌメだが容易。
どん詰まりの滝は右から登る。
ゴルジュを振り返る。
再びゴルジュ。泳ぐ!
奥に登れなそうな滝が見えたので巻いた。
登山道合流点下の滝。
登山道(現在は通行禁止)に合流。ここで下部のゴルジュ帯は終了。
しばらく進むと巨岩シャワーの滝。盛大にシャワーを浴びて突破。
くの字滝は右から取り付いて登る。
全部で三段くらいの滝だった。
振り返る。
ここを越えると一旦沢は平凡に。
小さいながらも綺麗なナメ床を進む。
顕著な崩壊地がある二俣を右へ。
トイ状滝は左から登る。
続く滝は水線突破。
周囲が開けてきた。稜線はまだ遥か先。
ゴーロを進む。
地味悪の滝。右から登る。
その上のナメ滝。
いよいよ終盤戦。と思いきや雪渓が出てきた。
今年の檜枝岐の積雪は平年比60%代とかなり少ないようだが、さすがにまだ残っていた。
安定してそうなので上を進む。
奥の二俣かな?大きな雪渓はここだけだった。
稜線まではひたすらゴーロ滝を登って標高を稼いでいく。
途中で遭遇したはぐれ雛鳥。
沢型を忠実に詰めて行くと…。
密藪に突入。久しぶりの藪に体が悲鳴をあげる。
思ったより短い藪漕ぎで避難小屋に出られた。
誰もいない登山道を下る。
予想よりも激下りな道を降りて登山口に戻って来た。久しぶりの歩きで下半身ヘトヘトになった。
黒檜沢は中盤~終盤のゴーロが長いものの、沢の渓相、内容は近くの下ノ沢より良いかもしれない。
ヌメリが強いのでフェルト推奨。今年は雪が少なく、早い時期に行けてアブやブヨなどの虫も皆無で非常に快適だった。
コースタイム
駐車スペース7:35―入渓7:40―登山道合流点8:40―避難小屋13:00―登山口15:00―駐車スペース15:05
装備
フェルトソール靴、30mロープ