奥只見湖の秘境の大スラブ。
日本離れした絶景が広がる。
奥只見湖 白石沢スラブ 遡行記録
2023/10/31 1泊2日 晴れ
メンバー:ケーシ、シュカ、その他1名
遡行グレード:???
毎年労働基準法を完全無視して働いているが、今年はトレーニングに時間を割きたいので、冬までは仕事をセーブしている。
というわけでポツンと1日休みになってしまった。天気も良さげ、気温も高い。これは沢に行くしかないと思い、“山歩みち”の編集長である木村氏を誘って沢に行くことに。
この時期ならスラブしかないと思い、白石沢スラブ&貝ノ嵓スラブに決定。
完全プライベート山行のはずが、取材山行にしてくれるとの事でボートでのアプローチになった。夜勤明けでスタートが遅いのもあり、非常にありがたい。
予約していた六方の渡し舟に乗り込む。
六方のおじさんが昨今の白石沢スラブ事情などを話してくれた。2020年以降から渡し舟の予約telが殺到しているらしい。予約が多すぎて週末は人数制限をかけているのだとか。
救命胴衣を着ていざ出発!爆速で湖を進む。
4年前に自前カヤックで4-5時間かけて銀山平から貝ノ嵓を目指したのが懐かしい。(寒さとカヤックで筋肉痛になって何もせず帰ったけど)
15分ほどで白石沢BWに到着。紅葉は超見頃で天気も文句なし!最高の景色が拝めそうだ。
出合から1時間ほど沢を歩く。
スラブに着いた!デカすぎてデジカメでは全景が収まらない。
撮影のため対岸に移動。カメラマンの木村氏が米粒のよう。
スケールがレべチ過ぎる。
対岸に戻ってスラブ登り開始。
快適に登って行ける。
素晴らしい。アプローチ途中に眠気が襲ってきてフラフラだったが、完全に覚醒した。
美しい以外の言葉は不要でしょう。
対岸の木村氏。
圧巻の光景。
振り返る①
振り返る②
最後のひと登り。
尾根に出た。今となっては大勢の人が入り、秘境感は無くなってしまったかもしれないが、来れてよかったと思う。
全景を上から。しばし余韻に浸る。
しばらく撮影したのち下山開始。
スタスタ下ってBWへ。
BWでお昼休憩後、気合を入れて出発。本日の行程はここからが本番なのだ。
湖岸を歩いて片貝沢、あわよくば貝ノ嵓の麓の片貝ノ池まで行かねばならない。
計画だと片貝沢まで30分で着く想定でいたが、貯水率の多さに苦しめられ1時間20分ほどかかってしまった。
泳げば5分で対岸に渡れるのだが、さすがに泳げる水温ではない。パックラフトがあれば一瞬だったのになどと後悔しながら歩きにくい湖岸を進む。
何とか片貝沢BWに着いたが、片貝ノ池へ行くにはかなり時間がおしてしまった。
諦めて本日はここで行動終了とする。
ケーシが対岸の湖岸歩きを偵察するも、すぐに腰くらいの水位になり退散。宿のおじさん曰く、今日は片貝沢BWから15mくらい水位が高いとの事。
明日の事を考えるとこの湖岸歩きに時間を取られ、撮影しながら貝ノ嵓を登っていたら15時ピックアップに確実に間に合わん。。
という事で明日の行程を焚火に当たりながら考えることにする。翌日の記録に続く>>>
コースタイム
遊覧船乗り場9:45―白石沢BW10:00―尾根上12:00―片貝沢BW14:30
装備
ラバーソール靴、50mロープ(慣れていれば不要)