「天国のナメ」が見どころの沢。
ただし、下部ゴルジュを抜けてから、肝心のナメ地帯に至るまでの中間部が非常~に長い!
その中間部があるからこそ「天国のナメ」なのかもしれない・・・。
この沢で楽しかったのは、個人的には下部ゴルジュ。最初からクライマックス山行である。
名取川水系大行沢 遡行記録
2018/09/04 日帰り 曇りのち雨
遡行グレード:2級(下部ゴルジュを含めて)
メンバー:シュカ、ケーシ、他2名
全国的に天気がイマイチなので、少しでも天気が持ちそうな宮城へ遠征。
入渓点近くの二口渓谷駐車スペースまで車で1時間と少々遠いが、道の駅村田で前泊。
道の駅から二口渓谷へ向かい、駐車スペースから徒歩5分ほどで入渓。下部ゴルジュも遡行したいため、すぐに沢に降りる。
入渓直後はナメ床が見事だが増水気味で、意外と足をとられる。癒しの渓相だがあんまり癒されない。
数分でゴルジュに突入。異空間!不気味で美しい自然の造形にテンションが上がる。
腰まで浸かったり、泳いだりしながら前進。濡れるのが嫌でなければ、とくに難しいところはない。全部へつろうとすると難しいかも。
泳ぐのが嫌な場所はへつっていく。一見ツルツルで無理そうでも、うまい具合にくぼみがあったりする為、突破できる。
少し大きめの滝が出てきた。滝つぼに落ちたら流れに呑まれそうな勢いだ。右壁に乗りあがり滝の方へへつっていくと、いい感じにホールドがつながっておりそこから直上できる。
先ほどの滝がゴルジュ最後の滝だったようで、ここから長~い河原歩きがはじまる。
写真だと何を飛び越えているのかよくわからないが、ナメ床の一部だけが水流に削られ、溝のように深くなっているのだ。ボーっと歩いているとハマるので注意。
そうこうしているうちに、6m滝が目前に現れる。この写真で人が立っている位置まで行くと、ビシビシ水しぶきがかかる。
左壁から取り付く。左上、滝の最上段に青い人がいるのが分かるだろうか。ここからは完全に頭から水をあびることとなる。水量が多いこともあり、かなり苦戦しつつも突破していった。私はコンタクトレンズが流されそうで嫌だったので左岸から巻いた・・・。
その後も釜があれば遊びつつ進む。なかなか進まない。笑
巨岩帯に突入。やたら大きい岩がゴロゴロしており、越えていくのが大変。
2段10m滝に到着。1段目は左から、2段目は右から登った。
その後、次第に周囲に巨岩がみられなくなると、ナメ床がでてくる。どうやらここからが「天国のナメ」のようだ。ようやく歩きやすいナメ床にたどり着いてホッとする。
おやくそく。ナメ滝で存分にスライダーを楽しんだ。
カケス沢出合。登山道横断点でもある。ここからもナメ滝が続いていそうだったが、雨が本降りになりつつあった為切り上げた。
コースタイム
9:20入渓ー9:30下部ゴルジュー9:50ゴルジュ終了ー10:40 6m滝ー12:10 2段10m滝ー13:30 天国のナメー13:40 登山道合流点ー15:00 下山
装備
フェルトソール靴、30mロープ(未使用)