谷川・奥利根の沢

谷川 万太郎谷本谷

万太郎谷本谷

一ノ滝と三ノ滝の突破が核心で、あとは概ね歩く沢。

個人的には支流の方が面白いかも・・・。

ロープウェイ代と電車賃をケチると下山が長~い!

魚野川水系 万太郎本谷 遡行記録

2018/09/18-19 1泊2日 1日目は曇り、2日目は晴れ

遡行グレード:2級

メンバー:シュカ、ケーシ、他2名

道の駅南魚沼で前泊。吾策新道登山口へ向かう林道の駐車スペースに車を停めて出発。今にも雨が降り出しそうな天気で若干気が滅入る・・・。

万太郎谷堰堤 おなじみの堰堤。今日はあまり流木が溜まってない。前日の雨できれいになったか?

ナメ水量が多くてイマイチ癒されないナメを歩く。適当に歩いていると流されそうになる。平水だと全然気を使わないんだけどなぁ。

水多い4m滝4m滝の水量がえぐいことになっている!煙のように水しぶきが上がってます。

へつりルートはこっちだから問題なし。へつりで突破できるが、私は油断してドボン・・・。もうさすがに寒い!  

オキドウキョ入口 オキドウキョ入口。水量が大変なことになっている。

オキドウキョ今日の突破はなかなか厳しそうだ。私は寒くてやる気が起きなかった為、一人右岸巻き。男性陣は突破に挑戦するようだ。

オキドウキョ出口待機中・・・。ダイレクトに右岸の壁を登るのは難しいらしく、一旦左岸に登ってから右岸の壁に移って登ってきた。ここの突破に30分ほどかかった。

2段4m滝

オキドウキョを越えた後もどっぷり水に浸かる箇所が多い。ここも私だけ右岸巻き。沢床に戻るのに、ご丁寧にロープが設置してあった。

トラロープのある滝その先の4mくらいの滝もロープがはってある。

稜線はガスガス前方にデトノタキ沢の見事なスラブがみえる。

一ノ滝一ノ滝に到着。水量が増えて大迫力になっている!

水量多い前回オタキノ沢で来たときは左壁を登ったので、今回は右をと思ったが・・・。この距離でも滝から吹く風と水しぶきが強く、ちょっと登る気にならない。右岸から高巻くことにした。

サンショウウオ?高巻くルートを相談中、イモリっぽい生き物を発見。高巻きは二時間ほどかかり、沢床には懸垂で降りた。

二ノ滝 二ノ滝は右から簡単に登れる。

テンバ付近ニノ滝を越えると巨岩帯になる。イシクラ沢出合の少し手前の右岸側に整地された良いテン場があり、そこでビバーク。三ノ滝 翌日。三ノ滝の登攀からはじまる。左が三ノ滝1段目がかかる万太郎本谷。右の谷が三ノ滝沢。

三ノ滝一段目登攀一段目は滝の右側の凹角から。フェルトだと滑りそうで怖い。

三ノ滝二段目三ノ滝二段目。左右どちらからも登れるとのことだったが、寒いしなぁ・・・ということで滝のさらに右側の壁を登って滝の方へトラバースすることにした。

三ノ滝二段目を巻き気味に登る 滝右側トラバースルートがこちら。残置ハーケンはいくつかあったが、見た目以上に悪く、素直に滝を登ったほうが早かったと思われる。実際、後から来た単独の人が滝の左からさっさと登って行った。

沢床に戻る

懸垂して沢床に降りたところ。この後小滝が続く。

晴れた!ようやく晴れて気分が上がる。やっぱり沢は晴れでないと!

シャワークライムこの時期でも、日差しがあればシャワークライムもあんまり苦ではない。

詰め次第に水が枯れ、源頭部の様相に。ここからが意外と長い!

稜線が見えてからが長い稜線までもう少しに見えるが、ここから30分はかかる。

詰め振り返ると絶景!踏み跡もあり、大変なヤブ漕ぎは全然ないが長い。

稜線に出た肩の小屋の少し下に詰めあがるが、人が多い!休憩後そそくさと一ノ倉岳方面へ下山。

天神平方面へ下りればロープウェイ駅まで2時間ほどで下山できるが、「ロープウェイ代&電車賃勿体なくね?」ということで谷川岳~一ノ倉岳~茂倉岳を縦走して土樽へ下山する。

谷川岳奥の院こんなに立派な鳥居があるとは!実はここを通るのははじめて。

茂倉岳へ向かう茂倉岳を目指す。

茂倉新道左の尾根をずっと下った先がゴール。長い!

茂倉新道登山口ぎりぎりヘッテンを使わずに下山できたが、長かった~!もうこの道は歩きたくない。笑 

コースタイム

1日目

8:30 駐車スペースー10:00 オキドウキョ(30分ほど遊ぶ)ー12:30 一ノ滝ー14:30 一ノ滝巻き終わりー15:00 二ノ滝ー15:30 テン場

2日目

7:00 テン場発ー7:30 三ノ滝一段目ー8:10 三ノ滝二段目ー10:00 沢床に戻るー12:30 登山道(肩の小屋で30分程休憩)ー14:15 一ノ倉岳ー17:10 登山口

装備

フェルト靴、50mロープ、カム類