関東民にとってはあまり馴染みの無い山域、安倍奥。
その中でも比較的記録の多い白沢は白い岩盤が見事な大滝を内包する見事な沢だ。
安倍川 白ん沢本谷(白沢本谷) 遡行記録
2016/4/20 日帰り 晴れ
遡行グレード:2級
メンバー:ケーシ、他1名
安倍奥に大滝があると知り合いから聞き、偵察も兼ねて初安倍奥の沢へ。
大堰堤がある場所に駐車スペースがあるので利用させてもらう。
ここまでの林道でスイッチバックする箇所があり、車を擦ってしまった。
茶畑の中をアプローチ。
入渓。白い岩が特徴的だ。
左岸には作業道が整備されている。
沢に降りたり、作業道に出たりしながら進む。
沢通しで行くと時間が1時間くらい伸びるので、時短したい方は左岸の作業道で出合までアプローチすることをおすすめする。
右俣との出合に到着。右俣にはモノレールの軌道がある。
ここから本谷へ。最初の滝は右から巻いた。
次の滝も右巻き。ゴルジュの先に大滝が見える。
ゴルジュに突入。最初の5m滝は左から。
次の7mは右から登る。
滝を登り終え、ゴルジュを抜けると左俣には白沢大滝がかかる。
下部は何とかなりそうだが、上部はやはり登ってみないと分からない。
今回は本谷を遡行する。
20m滝が行く手を阻む。
少し戻って左岸から巻いていく。
懸垂で沢床へ復帰。
沢に降り立つと二俣となり、左の細い水流が本流。
出合にかかる6m滝は水流右を登る。ヌメリが酷く気を遣う。
続く9mトイ状は右岸から巻いた。
巻き終わり、沢床へ復帰すると5段50mの始まり。
シャワーを浴びながらぐんぐん登る。
最後だけロープを出して登攀終了。
30m滝。左のスラブから巻く。
この辺りは作業用の残置物が多く、少し残念。
12m滝。ここも登れないので右岸巻き。
その上の滝も登れそうにないので、そのまま巻いていく。後半は終始巻きの連続。
水は枯れ、ガレが続く。適当な所から右俣との中間尾根に上がる。
中間尾根に到着。ここから右俣に下降する。
作業小屋の残骸のような物があった。
懸垂で右俣に下降。
下降中。
最後に20mほど懸垂。
懸垂で降りた滝。右俣にも立派な滝がいくつかかかっている。
この滝下ですぐに右俣出合。
帰りは行きの反省を生かして、作業道で下山。
歩き易く迷う心配も無いので、行きの半分くらいで下山出来てしまった。
この時期は虫が多いのがネックだが、安倍奥は暖かいし渓相も◎なので是非訪れてほしい。
コースタイム
5:50駐車スペース―6:30右俣出合―7:10左俣出合―10:20遡行終了地点―12:00右俣―13:30右俣出合―14:00駐車スペース
装備
フェルトソール靴、50mロープ、カム