アプローチは長いが、コンパクトにまとまっていて楽しい沢。
湯檜曽川 ケサ丸沢右俣 遡行記録
2020/06/21 日帰り 曇り
メンバー:ケーシ、シュカ、他1名(finetrack根本さん)
遡行グレード:2級
泊まり沢の予定だったが、土曜の天気が悪かったので日帰りで谷川の沢へ。
これで谷川3連チャン。
ケーシの行ったことない沢かつ、根本さんの沢始めということもあり、
軽めのがいいなぁということでケサ丸沢に決定。
ちなみにシュカはこれで3回目らしいが、何回行っても面白いとのことなので期待が高まる。
白毛門の駐車場に車を停めに行くと、既に物凄い車の数…!!
何とか端っこに車を停めてスタート。いつもの道を歩く。
結構飛ばして思いのほか早く入渓地点に到着。
先日のナルミズ沢同様、かなり増水気味&水が鬼のように冷たい。
ジャージ1枚で来たことを後悔する(笑)
魚留ノ滝はいつもの残置を利用してサクッと越えて、その先のゴルジュはさっさと巻く。
遡行開始!
すぐに白樺沢出合。
少し進むと最初のゴルジュが出てくる。
寒さに悶絶しながら越える。意外と水深は浅かった。
ゴルジュを越えると周囲がひらけ、滝場が連続する。曇りなのが残念。
さすがに雪渓は残っていたが、脇に大きな塊が2つほどあっただけだった。
サクサク登っているとケサ丸沢出合に到着。
いつもチョロチョロくらいの白樺沢の大滝も今日は大迫力!
ケサ丸沢に入るとすぐに2段25mの大滝が出現。
ロープ無しでも登れそうな感じだが、高さがあるので念のためロープ使用。
出だしが少し悪いだけであとはガバガバで簡単に登れる。
フォロー登攀中。
すぐ上のナメ滝は右から登るが、上に行くほどヌメヌメで慎重に登った。
全体的にヌメリが多いのでフェルトの方がベターな気がする。
その後、右俣に入りいくつか滝を越えると、トイ状の滝。
右からロープを出して登るが、結構ガバガバで登りやすかった。
慣れているパーティならロープは不要だと思う。
フォローで登る。左の水どっかぶりルートに行こうとしたが、寒すぎて無理でした(笑)
後半はナメ滝が連続。遊びながら越える。
登りにくいところは明瞭な巻き道があり、簡単に巻ける。
雰囲気の良い渓相が続き、癒される。
この滝はシャワーになるうえ、ヌメヌメだったので巻いた。
出てくる滝をどんどん越えると平凡に。
少しわかりにくいが、下山で使う国道291に合流。
ここから長い下山の始まり。
沢を横断する箇所は雪渓が残っており、ツルツルでかなり滑った。
チェーンスパイクや軽アイゼンがあると安心かもしれない。
ようやく歩きやすい道に合流。
とここで思わぬ再開が!何とケーシが学生時代に通っていて、たまに店番したり
と色々お世話になったクライミングジムの元オーナーさんにばったり遭遇したのだ。
何度か連絡をくれていたみたいだが、携帯番号が変わったり、転勤だったりで社会人になってから全く連絡が取れずにいたので、とても嬉しかった。
思わぬ再開に土日に山に入るのも悪くないなぁと思った。
オーナーと別れた後は来た道を通らず、上の林道経由で下山。
アスファルト歩きで足裏が疲れた。
沢自体は距離が短く、快適な滝が連続するので初心者を連れて来るにはちょうどいいかもしれない。
沢よりもアプローチと下山が長いので早出した方がベター。
隣の白樺沢の方が0.5グレードくらい難しいような気がした。
コースタイム
駐車場5:40―入渓7:20―白樺沢出合7:40―ケサ丸沢出合8:00―国道291 11:00―駐車場14:00
装備
ラバーソール靴、40mロープ、ハーケン