300mの大スラブ登攀が楽しめる沢!
全然濡れないので、春か秋の晴れた日にオススメ。
笛吹川水系 東沢 東のナメ沢 遡行記録
2017/5/30 日帰り 晴れ
遡行グレード:3級
メンバー:シュカ、ケーシ
折角の2連休だが、まだあまり水に浸かりたくはない気温・・・
あんまり濡れない沢ということで、東のナメ沢・東御築江沢の2本立てを計画した。
鶏冠谷出合に泊り装備をデポし、初日は東のナメ沢へ。
どこまでも続くような大スラブが見えて、期待が高まる!
さっそくとりつく。
水流右を登っていく。
途中でクライミングシューズに履き替える。
乾いているし、快適なスラブ登りだ。
フリーで登れるレベルではあるが、滑ったら出合まで落ちていきそうな斜度だ。
傾斜が緩んでくる辺りで、水流をまたいで左へ。
角度が変わるあたりからロープを出すことにする。
交代でリードすることにして、1ピッチ目。
ロープいっぱいか良い終了点があるところまで直上。
意外と良い場所にホールドがあり、苦労はしなかった。
残置ハーケンも所々にあり、ボルトが数本打たれているところでピッチを切る。
2ピッチ目は左寄りに登っていく。
岩からの染み出しがちょっと嫌な感じだったが、おおむね快適。
振り返ると、東沢の本流が遥か下に見えた!
3ピッチ目は左端をトラバースしていき、水流へ近づく。
泥と染み出しで滑りそうで嫌らしい・・・。
乾いたところを拾って進む。
水流のすぐ左に到着。
4ピッチ目は水流左を直上する感じで登る。
出だしはホールド豊富だが、上に行くにつれて段々無くなっていく。
この辺からホールドが少なくなってくる。
のっぺりしていてハーケン打てるリスが無く、残置は頼りないリングボルトのみ。
足は完全にフリクション頼みで結構怖い。
ジムでスラブばっかりやっていた甲斐があって、無事に突破。
水流をまたいで、5ピッチ目は水流右を直上。
やたら砂っぽいのでスリップに注意しながら登る。
ここで大スラブ滝は終了となる。
大滝上もナメ滝が続く。
のっぺりしていて直登は無理そう。
左から巻いた。
一ノ沢出合。
沢が開けているのはここまで。
急にボサってきて、なんだか荒れた渓相になる。
12mハング滝は左を巻いた。
三俣にかかる滝。
このあたりで沢から上がり、ヤブを漕いで鶏冠尾根の登山道を目指す。
猛烈なシャクナゲのヤブ漕ぎ!
藪との格闘の末、片目のコンタクトレンズをなくすという痛手を負いつつ、登山道に到着。
懸垂するのが面倒なので迂回路を使いつつ、岩峰を越えていく。
鶏冠山、結構カッコイイ山だな。
わざわざ登りに来ることはもう無いだろうけど・・・
看板の通り、なかなかスリリングで気の抜けない下山である・・・
無事に鶏冠谷出合に下山後、焚火して寝る。
コースタイム
8:10 東のナメ沢出合ー11:30 300m大滝上ー12:10 三俣ー13:50 登山道ー16:30 鶏冠谷出合
装備
ラバーソール靴、50mロープ、カム類、クライミングシューズ