丹沢の沢

西丹沢 東沢本棚沢

丹沢の中で最高グレードの沢のひとつ。

い行程に渋い大滝の直登がギッシリ!

登りごたえがあり非常に面白い沢。

中川 東沢本棚沢 遡行記録

2017/4/24 日帰り 曇り後晴れ

遡行グレード:3級

メンバー:シュカ、ケーシ、他1名

西丹沢自然教室に車をとめ、林道を歩くこと1時間で入渓点。

 アプローチが長~い!
ようやく到着した棚沢橋から入渓。

 入渓してすぐは癒し系のナメ。

 15分程で10m滝に到着。

 水流右のガレから取り付き、左上するような感じで登っていく。
脆く、30cm程のホールドが欠けた!

ここから左に一歩移動するところが、この滝の核心。
その先はガバで登りやすい。

 下から見るよりもスタンスが外傾していて嫌らしかった。

10m滝上は癒しの渓相になるが、すぐに25m本棚が出てくる。
一見ツルツルで登れなそうに見える・・・!


水流左の薄いホールドをつないで登っていく。

 一旦左に寄ってから、落ち口へ向かってトラバースするところが核心。


無事に登り切った。

 フォローで登っていく。
ハイステップ系の登りだ。


右へトラバースするところが、いいホールドが無くて難しい。

最後は水しぶきを浴びながら、落ち口へ。
一番の核心と思われる滝を無事に登り切り、とりあえず一息。

 大滝上は3段滝が続く。
特に問題なく快適に登れる。

 大岩のある辺りで、水流がほぼ無くなる。
右の濡れた壁が本流の20m滝。
登れないので、右の尾根に乗って巻く。


巻き終わると、いよいよクライマックスの40m涸れ棚だ。
デカイ!
右のクラック沿いを登っていくようだ。


クライミングシューズに履き替え、登攀開始。
1ピッチ目、真ん中あたりまでリードする。
残置は適度にある。


この辺に小テラスがあり、ピッチを切る。
3人ぎゅうぎゅうになれば、何とか立てるぐらいの広さ。

 リードを交代し、2ピッチ目。
カムで支点を取りながら、クラック沿いを登っていく。


トップが無事に落ち口へ到着し、続いて登る。
フォローは気楽でいいや。


高度感が結構あり、リードはメンタル勝負だ。


落ち口直下がいいホールドが遠くて苦労した。
ボルダームーブで突破。

上から見るとホールドが沢山あるように見えるが、持てる所が決まっている。

 皆無事に登り切った!
25mナメ滝に比べると、快適なクライミングだった。


クライミングシューズのまま、上の涸れ滝をフリーで越える。

右の尾根を登りツツジ新道に合流し、下山。
距離は短いが内容が非常に濃い、充実した沢だった!

コースタイム

7:00 西丹沢自然教室ー8:10 棚沢橋ー8:30 入渓ー8:35 10m滝ー9:10 10m滝上ー9:30 25m本棚ー10:40 本棚上ー11:10 45m涸棚ー13:10 涸棚上ー13:40 ツツジ新道ー15:10 西丹沢自然教室

装備

フェルトソール靴、50mロープ、カム類