神々が棲むゴルジュと言われる神秘的な空間。
内部にかかる滝は威圧的な雰囲気を醸し出し鎮座している。
富士川水系 福士川渓谷 七ツ釜ゴルジュ 遡行記録
2017/7/23 日帰り 曇り
遡行グレード:???
メンバー:ケーシ、他1名
先々週に見るだけ見て帰ってきた、福士川渓谷の七ツ釜ゴルジュにチャレンジ!
当日、都内で集合し福士川渓谷へ。
今回はゴルジュオンリーなので上部にある七ツ釜見学用の駐車場を利用する。
ここで身支度を整え、渓谷の遊歩道を歩くと5分で七ツ釜が眼下に見える。
吊り橋からゴルジュを覗く。
沢床に降りるには例の腐った梯子を利用するか懸垂だが、迷うことなく懸垂を選択。
ゴルジュの門のように佇んでいるF1。登攀ラインを探る。
左右どちらも行けそうだが、右は最後が悪そう。
ということで左壁を選択。私はゴルジュじゃんけんで負けたのでビレイ係。
最初は泳いで取り付くが、思いのほか水勢が強く弾かれる。
次に左壁の微妙なホールドを使ってへつり…。
水中へダイブ!ここから左の凹角に入る。
凹角内部のクラックを使いながら直上していく。
傾斜は強いが、ガバガバなので気持ちよく登れる。
最後のスラブゾーンをクリアすれば終了。フォローで続く。
続く、F2は私リード。簡単に巻いてしまうことも出来るのだが、敢えて登る。
F2は3mほどの垂直の滝。左壁をエイドで越えていく。
落ち口付近が核心。スカイフックで微妙なバランスで越えた。
この辺りから腰痛が悪化し始める。。
落ち口から振り返る。F2上は支点が取れないので、一旦右岸に上がり灌木でビレイ。
ビレイ点に登る途中からF3を眺める。
神々しい滝だったが、まったく可能性を感じなかったので巻いた。
もっとしっかり観察していれば登れたのかな…。
F3を巻くがここが地味に悪い。支点も取れないので注意が必要。
ここからゴルジュの深部へと踏み込んで行くが…。
なんとデジカメの電池切れが発生。ここからはスマホで撮影。
ここまで来ると容易に戻れないので突破するしかない。
奥に見える滝を目指す。
巨岩がゴロゴロしており、ツッパリやショルダーなどを多用して突破していく。
振り返ると巨岩オブジェ。自然が作り出す造形美だ。
ようやく核心と思わしき12m斜瀑が姿を見せる。
遠目ではヤバそうな感じだったが、近づいたら何だか登れそう?
ここもじゃんけんで負けてお留守番。
滝内部に潜り混んでいくのでヘッデン必須。
しばらく待っていると、ビレイ解除の合図。フォローで続く。
滝内部から。ゆったりお昼寝できるスペースがある。
ここから右側の被った壁を苦しい態勢でトラバースし終了。
水流沿いは可能性を感じるが、結構危険。
ここからさらに1ピッチ伸ばし核心終了。
難易度的にはF1の方が難しい。
核心を越えるとゴルジュ地形は終わる。ここでお互い顔を確認したらヒルまみれになっていた。一体どこで付いたのやら…。
写真の二段滝が最後に出てくるが、目ぼしい所は終わったのと腰痛が悪化してきたので、ここで終了とした。帰りは遊歩道を使い3分くらいで駐車場に着いた。
コースタイム
8:40駐車場―9:20ゴルジュ入口―14:30ゴルジュ出口―15:00駐車場
装備
ラバーソール靴、フラットソール、50mロープ×2、カム、アブミ