足の揃ったパーティなら1日に2本の沢を登れるお買い得な沢。
沢下降の良い練習ができる。沢始めに最適。
矢沢 熊倉沢左俣右沢~左沢下降、右俣右沢 遡行記録
2018/4/1 日帰り 晴れ
遡行グレード:1級上
メンバー:ケーシ、他1名
前日のゴルジュ祭を終え、巾着田で焚火。
翌日は会の後輩を連れて、熊倉沢で沢トレを行うことにする。
駐車場からしばらくは林道歩き。
左俣に入るとすぐに二俣となり、右沢へと入る。
右沢に入ってすぐの5m滝。
春先だからか倒木が詰まっており、登りにくい。
2段7m滝は水流を直登。滑りが多く気を遣う。
1:1の二俣を越えると沢は伏流となり、もうお終い?と思ってしまうほど静かになる。
しばらくすると水が復活し、3mCS滝が出現。簡単に巻けるが、左から取り付く。
ホールドは細かいので注意。
奥の二俣は遡行図通り、左を選択。水量は右俣の方が多いので間違えやすい。
左に入ると8m滝が出現。
ロープを出すのも面倒なので、各々フリーで取り付く。
岩はしっかりしているので、落ち着いて登れば問題ない。
最後のCS滝は簡単に巻けるが、ここも直登する。
詰めはほとんど無く、そのまま稜線へ。熊倉山山頂を目指す。
熊倉山山頂で小休止して左沢の下降に入る。
熊倉山横の鞍部から下降開始。落ち葉がたくさんで結構滑る。
降りやすそうなところで沢床に戻る。
左沢の下降は快適そのもの。
基本的に滝はクライムダウンで下降していく。
5m滝は水流左を下降。高さがあるので、懸垂した方が安全。
この沢で一番大きい、2段10m滝は右岸沿いに下降。浮石が多いので注意が必要。
ようやく二俣に戻ってきた。結局ロープは使わず。
まだ正午なので、ここから右俣を遡行する。
右俣からさらに右沢に入ると陸軍滝18mが出現。
ここは右岸の巻き道から巻く。踏み跡は明瞭。高さがあるので注意。
右俣右沢は左俣よりも登攀要素が高く面白い。
奥に見える3mCS滝は水流の残置を利用して越える。残置無いと厳しめ。
この辺りはミニゴルジュっぽくなっている。
滝はどれも簡単に登れる。
奥の二俣にかかる10m滝。
本来はこちらを進むが、時間が結構推してきたので左俣に入り、尾根に上がることにする。
右岸尾根を利用し、下降開始。所々テープがあるので迷うことはないだろう。
途中から左沢に下降して入渓地点へ戻った。
コースタイム
8:30駐車場―9:00左俣右沢出合―10:30熊倉山―11:40左俣左沢出合(下降終了)―12:30右俣右沢出合―13:30遡行終了―15:00駐車場
装備
フェルト靴、30mロープ、カム