飯豊・朝日の沢

朝日前衛 大沢川

朝日前衛の隠れ名渓。

上越と東北の沢を融合させたような景観が素晴らしい!

荒川 大沢川 遡行記録

2022/7/10 日帰り 晴れ

メンバー:ケーシ、シュカ、他3名

遡行グレード:2級

この日は町内の草むしり大会があり、家にいると強制参加になるため何が何でもバックレたい…。
近場で行けそうな沢を物色しているとpomから沢のお誘いが入る。
場所は朝日前衛、羽越国境?にある大沢川という沢だ。
記録を見る感じ、とても面白そうなので2つ返事でokした。


道の駅に集合し、車を下山口に回してもう一台で入渓地点へ。
今回のメンバーはいつものpom、滝屋さんである葛見さわさんと独特な山行をされているnkzwさん、我々の計5人パーティだ。


支度をして橋脇から沢に下降。アプローチ0って素晴らしい。


しばらく遊びつつ進む。薄着で来たが、水温高く水に浸かっても全く寒くなかった。


巨大堰堤。


最初の関門?CS滝。通常は左岸から巻くらしいが、何だか登れそうな感じに見える。
nkzwさんは既に泳いで取り付いている笑。


何名かチャレンジ後…。ここは水圧に強いケーシが突破。後続はお助けで引き上げる。


CS滝を越えると平凡ながらも沢は一気に開放的になる。
右岸には立派な大滝がかかっている。


右岸の大滝を見送り、少し進むと滝が出てきた。ここから怒涛の連瀑帯の始まり。


快適に直登していく。


次から次へと出てくる。


朝日前衛のよく分からん沢に来たはずなのに、ここは上越の沢か?と錯覚するほど明るく開けている。


2段の滝前で休憩。完全に当たり沢です。


下段は容易だが、上段は水流沿いが立っているためロープを垂らしてもらい登った。


その後も滝のオンパレード!


ここは左から巻き気味に登った。


落ち口より振り返る。


滝が止まりません。


トイ状の滝は突っ張りで越える。


沢が一旦平凡になると左側に雪渓が一片だけ残っていた。


ゴルジュ状を進むと奥に10m滝。この奥にこの沢最大の大滝があるとのこと。
ここは流心沿いを登れそうだが、どちらにせよ巻きになりそうなのでここから巻くことに。


左岸から巻いて行く。


適当なところでトラバースをすると大滝が見えてきた。
落ち口まで行っていないので何とも言えないが、ナメ系で取っ掛かりがなく下段は絶望的な感じ。
大滝鑑賞しながら小さく巻いて無事に落ち口へ。暑すぎて熱中症気味になった。
休憩がてら降りた先の釜で冷却休憩して出発。


大滝上も滝!


本当に爽快な沢だ。数えきれない程の滝を越えて行くと…。


これまた大きめの滝が出てくる。右の草付きとの間を登った。


落ち口からは飯豊の山々が見えた。


中々滝が終わりません。


途切れず続く滝にメンバー全員歓声止まず。本当に素晴らしい!


一瞬滝が途切れると束の間のナメ。


ナメ休憩を挟むといよいよ終盤。各々快適に登る。


ここは左から。少し滑りが気になってきた。


最高~。


ここは右のヌメヌメゾーンから登った。これにて連瀑帯終了。


滝上の釜で休憩。滝場が終わり、ここからは癒しゾーンです。


東北の沢を彷彿とさせる素晴らしいナメが広がる。


確実に今年NO1の沢です。


ナメが終わると穏やかな小川歩き。


神社に詰め上がり、登山道経由で車のデポ地へ。

その後車を回収してご飯食べて解散。最高の半日コースでした!

大沢川は短いながらも滝・ナメ・ミニゴルジュと内容が凝縮されていて素晴らしい沢だった。
中弛みすることなく、見所&遊びポイントが続く。こういう沢を名渓と言うのだろう。

沢では基本無になっているシュカさんも今回は珍しく笑顔で絶賛していた。
今年はこの沢が流行るかもしれない。

誘ってくれたpomに感謝です。お三方お疲れ様でした。また遊びましょう!

コースタイム

入渓7:00―大滝8:30―駐車スペース12:00

装備

ラバーソール靴、30mロープ