谷川・奥利根の沢

谷川岳 万太郎谷オタキノ沢

泳ぎと登攀を存分に楽しめる上、景色も良い!

藪漕ぎもさほど大変ではなく、終始快適な沢だ。

万太郎谷 オタキノ沢 遡行記録

2016/7/29 日帰り 晴れ

遡行グレード:3級

メンバー:シュカ、ケーシ、他1名

万太郎谷沿いの林道の駐車スペースに車をとめ、万太郎谷へ入渓。

 万太郎谷は開けていて気持ちのいい沢だ。

 綺麗なナメを楽しみながら歩く。

水の色が濃い緑!
沢によって全然色が違うのがまた面白い。

 関越自動車道の換気口!
よく通したなぁ~

 手始めに腰まで浸かる!
気温が高く、全然寒くない。

オキドウキョウの瀞!

 折角だから行けるところまで泳いでいく!

 ここから先は進めず断念。
右岸バンドから上がった。

まだまだ泳ぐ!

 とにかく泳ぐ!
この時期は泳ぎ放題で楽しい。

 ツルツルスラブ滝に挑戦。
もっと右には残置ロープがあり、簡単に巻ける。

 上部がツルツルすぎてフェルトだと無理!
飛び込みで脱出。

 綺麗なナメ滝!
釜を回り込んでとりつく。

 一見難しそうだが、意外と良いホールドがあり苦労しない。

 快適な滝が続く!

 あれよあれよと一ノ滝に到着!
威圧感がハンパない!
左右どちらもいけるらしいが、右から登るのはちょっと・・・という感じ。
左から登ることにする。


中間部の1歩がフリクション勝負だが、良いところにボルトが打ってある。
リードはしばらく粘ってA0なしで突破。
面倒なので私は迷わずA0した。

 上部は草付きに入る。
ここもフリクション勝負で、頼りない草を頼りに登り、無事突破。

 一ノ滝を登り終えるとすぐ、右岸からオタキノ沢が出合う。
なんだかゴーロ状でぱっとしない出合だ。

少し進むと滝が出てきて期待度アップ!


川幅が狭くなったりと変化に富んでいる。


オタキノ沢に入って30分ほどで、核心の20m滝に到着。


クラックをうまく使って登っていく。


結構ヌメルので、フェルトで正解だった。

 巨大CS滝は右の草付きから巻いた。

上に続くナメ地帯も意外と傾斜がありそうで、まとめて巻いた。

 オタキノ沢上部は岩々しくてカッコイイ渓相だ。

 水がほぼなくなり、目の前には円形劇場のような岩壁が広がる!

 見事な景色!
この50m滝は上部で二俣に分かれており、右俣へ行く。
登りは簡単でフリーで登った。

 稜線を目指して、草付きとスラブ帯を越えていく。

 

 源頭部は岩がゴロゴロ。


最後の最後でちょっと嫌らしかった小滝。
左から草付きを登り、真ん中のリッジを乗り越えて右へ抜けた。


振り返ると結構急峻だ!

 いよいよ藪に突入。
藪漕ぎという感じではなく、楽ちん。

 無事に登山道に合流!
午後から天気が崩れるということで、急いで下山。

灼熱の茂倉新道を駆け下りる。
この時期、沢にいる時は良いけど尾根歩きは暑くてツライわ~

コースタイム

5:10 入渓ー5:50 オキドウキョウの瀞ー7:00 一ノ滝ー8:30 オタキノ沢出合ー9:00 20m滝ー9:50 20m滝上ー10:50 ドーム状50m滝ー12:50 登山道ー14:30 茂倉新道登山口

装備

フェルトソール靴、50mロープ、カム類