東北の沢

焼石岳 尿前川本沢

東北の美渓!

不思議な水の色や舗装道路のようなナメ床など、見どころ多し。

登りや巻きも一筋縄ではいかず楽しめる。

北上川水系 尿前川本沢 遡行記録

2016/8/10 日帰り 晴れ

遡行グレード:3級

メンバー:シュカ、ケーシ

手近なところで行きたい沢が見つからず、東北まで遠征!
2時間ほどしか寝られず寝不足のまま、中沼登山口駐車場を出発。

 登山口から30分程で入渓。
不思議な水の色だ。

 渓相がとてもいい!
癒し系だ。

フロ沢を過ぎると、滝らしい滝が出てきた。
見た目通りホールドが細かく、慎重に越える。

 見事なヒョングリ!


連瀑帯となっていて楽しいところ。
水の色が白く濁っているため、深さが分からないのがちょっと怖い。

 奥に大滝が見えてきた。

 見事な大滝は三ツ折ノ滝だ。
登れないので右岸から巻いた。

巻き途中から。
結構な高さまで巻き上げられた。

 懸垂で落ち口にドンピシャで降りることに成功!
50mロープなら懸垂1回。

 プチゴルジュを越えていく。
岩が面白い削れ方をしている!


登れない10m滝は右から巻き。


ゴルジュを越えると40m大滝!
迫力あるなぁ~

 寄って見てみるが、直登は厳しい。
大人しく巻く。

右岸の草付きとガレの間を登り、落ち口の高さで右にトラバースする。

 ここも懸垂で大釜の脇に降り立つ。
大滝上の滝は水流左から快適に直登できた。

 再び癒しの渓相になる。

 連瀑帯!

 どれもそんなに難しくない。

 陽も出てきて快適そのもの。

水もそんなに冷たくなくて良かった!

 ナメ滝ゾーンに突入。
水流が穏やかで沢の音がすごく静か。

 これぞ東北の沢という感じ。
何となく広大なナメや幅広ナメ滝を見ると、東北っぽいと感じてしまう。

ペタペタとナメを歩いていく。
癒される~

 癒されていたところに、手ごわい滝登場。
左手前から滝左の凹角に向かってトラバースし、水流左を直登。
このトラバースがスリップしそうで怖い。

 渋い滝を越えるとナメ床が広がる。
真っ平!


舗装道路のようなナメをしばらく楽しむと、夫婦滝の合わさる二俣に到着。
左の草付き泥壁を登り、左俣ナメ滝の落ち口へ。
ロープを出したが途中で支点は取れなかった。

 これまた不思議なことに、二俣を過ぎると水は透明になる。
沢の雰囲気がガラッと変わった。


まだ大き目の滝が出てくる。
ここは右から突破。

 二俣上は特に大変な箇所は無く、快適遡行。


最後の滝らしい滝は水流左をシャワーで突破。

 最後の滝を過ぎるとゴーロ状になる。

源頭部はすっかり癒しの渓相だ。
景色を楽しみながら、徐々に高度を上げていく。

 終盤はボサってくるが、最後まで忠実に沢筋を辿ると藪漕ぎなしで登山道に出る。

 折角なので焼石岳のピークを取りに行く。
山頂まで1.1kmか~


二百名山ゲット!
ガスで景色はう~ん・・・という感じだったが、色々な色の花が咲いてて綺麗だった。

 下山と同時に晴れてくるというね・・・。

木道が整備されていて歩きやすい登山道を、足早に下山。
ゆっくり景色を楽しみたい気もしたが、関東まで帰らないといけないことを考えると、どうしてもダッシュしてしまうのであった。

コースタイム

4:30 中沼登山口ー5:00 入渓ー5:40 三折ノ滝ー6:20 三折ノ滝上ー6:50 40m大滝ー8:10 40m大滝上ー9:20 夫婦滝ー10:00 夫婦滝上ー11:50 登山道ー12:00 姥石平-12:20 焼石岳山頂ー15:00 中沼登山口

装備

ラバーソール靴、50mロープ