九州の沢

祖母山 サマン谷

祖母山のコンビニゴルジュ。

短い区間に滝が連続し、ほとんどの滝をフリーで登れる楽しい沢!

奥岳川 サマン谷 遡行記録

2019/5/24 日帰り 晴れ

メンバー:ケーシ、シュカ

遡行グレード:2級

昨日のスズコヤ谷に引き続き祖母山の沢へ。
遡行時間3時間、下山30分という超絶お手軽ゴルジュをチョイス。
前日の疲れが残っていたせいか、少し寝坊してしまい、ゆったり目のスタートとなった。


尾平登山口からスタート。
祖母山系の山々がカッコイイ!


少し歩くと登山道分岐の吊り橋が出現。ここで支度をして入渓する。


早速、綺麗なナメがお出迎え。


サマン谷出合。
パッとしない出合で、とてもこれからゴルジュが出てくるとは思えない。


単調な区間を黙々と進むとゴルジュが始まる。
様子見がてら水流沿いに取り付くが、離陸すら出来ず敗退。


右壁から登ることにする。
少々テクニカルな登りでロープを伸ばし、上部灌木でビレイ。
後で良く見たら少し上にリングボルト×3を見つけた。


フォロー登攀中。


2段目。


2段目は右のバンドをトラバース。


最後は落ち口に向かって滑り台で着地。


その上も滝が続いている。
フリクションを活かして快適に登る。ラバーソール様様。


滝上から振り返る。
期待していた以上に良い渓相!


次の滝はどこを登ろうか?


簡単に巻くことも出来るが、水流沿いにチャレンジ!
華麗にハイステップを決めて立ちこみ、水路を突っ張りで登る。


落ちてもドボンなので思い切っていける。


美しい渓相が続く。祝子川に引けを取らない美しさ。


この滝も難しそう。
登るなら右のスラブか、滝横のクラックか…。


滝横のクラックを選択。
取り付きで頭からシャワーを浴びながら離陸。


クラック内のCSとフリクションで突破!
ラバーソールでないと結構厳しい。


どんどん滝が出てくるので、ロープは基本的に出しっぱなしだった。


少し穏やかになったかと思いきや再びゴルジュが狭まる。


ここは突っ張りで楽々突破。


次は大岩が挟まったゴルジュ。
見た目は結構悪そうだが…。


ここもすんなり突破。ムーブが面白い。


まだまだゴルジュは続く。


部分的に倒木が詰まっていて泳がずに済んだ。


ここが最峡部かな?突っ張りで突破。


この滝は登れそうに見えなかったので右岸巻き。


ゴルジュ出口にかかる滝。
流心はシャワーを我慢すれば離陸出来そうだが、寒いので被った所から離陸を試みる。
何度か弾かれたが、10回目くらいで離陸成功。
そこからは登れそうに見えたが、体も冷えてきたので戻って巻くことにする。


ゴルジュが終わり開放的なナメ床を歩く。


堰堤で遡行終了。林道に上がる。


5分くらいで脱渓。

途中から登山道に入り、少し下ると入渓地点に戻ってきた。
噂に違わぬお手軽ぶりだが、どの滝も登りが面白く良い沢だった。

コースタイム

駐車場10:20―サマン谷出合10:40―堰堤13:30―駐車場14:30

装備

ラバーソール靴、50mロープ、カム、アブミ・ハーケン(未使用)