紅葉の沢取材山行。
巻機山の美しい草原に詰め上がる閑静で綺麗な沢。
柄沢川~下ゴトウジ沢~ブサノ裏沢 遡行記録
2023/10/18-19 1泊2日 両日晴れ
メンバー:ケーシ、他1名
遡行グレード:2級上
取材山行でブサノ裏沢を登って来た。
当初は9月にオツルミズ沢で取材予定だったが、多忙な木村氏との予定が中々つかず、、
あれよあれよと10月になってしまい、今年も行く機会を逃した。
時期的に濡れない沢が良いと思い、近くのブサノ裏沢を選択。
シュカさんは家の事情でお休み。わたくしケーシ一人で臨むことになった。
早朝、木村氏にピックしてもらい清水へ。
米子沢からのアプローチが定番となっているブサノ裏沢だが、先週もナメ沢で行ったばかりなので(かなり前半までだけど)柄沢川から山越えでアプローチすることにした。
1時間ほど沢横の林道を進み入渓。
滝はほとんど無く、ボサったゴーロが続き、非常にストレス。。
たまに出てくる綺麗な滝を愛でながら高度を稼ぐ。
巻機周辺は紅葉最盛期。素晴らしい。
co1809ピークを目指して沢を詰めて行く。沢は出合にナメ滝があるだけで残りは平凡。
苦行をこなして稜線へ。そして前方には…。
金色の草原!いやー素晴らしい!
途中で米子沢にしておけば良かったなんてボヤいたことを謝罪したい。
草原でまったりランチタイム。
下ゴトウジ沢へ。
ゴーロで何もない。
しばらく長い河原を歩く。
奈良沢との出合まで行く予定だったが、途中に極上宿を見つけたので本日はここで終了。
薪が大量に備え付けてあり、整地も完璧。言うこと無しのテンバだった。
翌朝。引き続き下ゴトウジ沢を下降。
すぐに奈良沢に合流した。
いよいよ遡行開始。下トトンボ沢を過ぎると沢が開けて明るくなる。
そして優に30cm以上はある魚影がチラホラ。あそこまで大きいと全然美味しそうに見えない。
地形図のゴルジュマーク部分。ここからゴルジュ帯。
中々良い渓相。
最後に立派な20m滝が立ち塞がる。
左壁から木村氏リード(何と沢初リード!)で登る。Ⅳくらい。
20m滝上は絶景のナメが広がる。この沢で最も美しい区間かもしれない。
ここら辺から記事用の写真撮影タイム。
上のナメ滝もお見事。
ナメの奥に詰め上がる稜線が見えてきた。まだまだ遠い。
上ゴトウジ沢を越えると再びゴルジュになり、4mCS滝が出てくる。
右の隙間から這い上がった。
続く連瀑は濡れそうなので最初だけ巻き。
途中で沢に降りて残りを登る。
しばらくゴーロを挟むと20m滝。左岸の草付きから巻く。
全体的に巻き道は明瞭。というよりも完全に登山道みたいになってる。
次の滝は左から。ヌメヌメ。
地形図に載っているco1401二俣。右へ。
ここも巻き。
明るく開けた渓相の中に滝が続く。
沢が左に曲がるとハイライトの2段60m滝。迫力満点。
下段は右から。
上段は左の階段状を登る。
空が近くなりそろそろ終わりの雰囲気。8m滝は左から巻く。
ヌメルがどれも容易。
最後まで滝が続く。
滝場が終わると草原へ。
振り返る。
藪漕ぎなしで登山道に出た。
帰りは登山道を小走りで駆け降り、駐車スペースまで道路を歩いて取材山行終了。
発刊は来年になるが、どういう記事になるのか今からとても楽しみだ。
ブサノ裏沢は無難に綺麗な沢で初心者にもおすすめ出来る内容。
あまり濡れないので紅葉時期がベストだと思う。
これにて今シーズンは取材がなければ恐らく終了。来週から冬の労働に勤しむ予定。
今年を振り返ると6月に結構重めのぎっくり腰と夏の猛暑で常に体調が悪く、満足出来るような所へは行けなかったが、来年行きたい所にたくさん行けるよう、労働とトレーニングのバランスを大事にしてオフシーズンを過ごせたらと思う。
一緒に遊んでくれた皆さまありがとうございました!
コースタイム
10/18
駐車スペース8:30―入渓9:30―稜線12:00―テン場15:00
10/19
出発6:30―奈良沢出合7:00―2段60m滝10:30―登山道13:00―駐車スペース16:00
装備
ラバーソール靴、30mロープ、カム・ハーケン