癒しを求めてナメの美しい沢へ。
しかし時期が悪かったせいか、苔と雪渓処理に苦しめられ、あんまり癒されなかった・・・
ただ、景観はとても良かった!
黒沢 赤岩沢遡行・魚沢下降記録
2017/6/9 日帰り 曇り後晴れ
遡行グレード:2級上
メンバー:シュカ、ケーシ、他1名
女夫淵駐車場で前泊。
翌朝、林道を歩いて魚沢へ。
しばらく平凡な渓相。
飽きたころに小滝が出てくる。
綺麗に三角形の形をした滝だ。
左右どちらからも行ける。
倒木が邪魔だけど綺麗なナメ滝だ。
直登は無理で、左から巻いた。
このあたりからナメ床がでてくるが、黒い苔で覆われていてメチャ滑る!
えっ・・・ナニコレ全然癒されないんだけど・・・
とはいえ、こんな美しいナメ滝が出てきたりと、景観は良い。
左から巻いた。
川幅いっぱいに広がるナメ。
ヌメヌメで慎重に歩かざるを得ない。
よく滑るのでスライダーするには良い。
一瞬ゴルジュ状になる。
つっぱりで突破。
2段18mの滝は右から大きく巻いた。
またヌメヌメのナメ状になる。
フリクションが効いて快適♪みたいな記録を見たけど、時期でこうも違うものか・・・
見た目は癒されるんだけど・・・
全く気が抜けない。
この12m滝の手前、左岸の斜面にクマがいた!
距離を置いて観察していたら、そのまま斜面を登って行った。
今年初遭遇だ。
12m滝は直登不可で、右岸から巻く。
結構急な泥斜面を登ってから落ち口へトラバースする。
すぐ上はナメ滝だ。
沢が東向きになり陽がよく当たる。
沢がひらけて気持ちのいいナメ歩きだ。
三俣に到着。
写真は左俣と中俣。
中俣と右俣。
右俣に入り、黒沼田代を目指す。
右俣入ってしばらくすると、沢が雪渓で埋まってしまった。
しかし完全に埋まっているわけでなく、所々穴が開いているので面倒。
20mナメ滝は右のヤブから巻き。
詰めがまるで残雪期登山。
フェルトが凍って滑るので歩きにくい。
黒沼田代に到着。
なぜか季節外れにも雪虫がいっぱい飛んでいた。
30分程休憩し、赤岩沢へ下降開始。
12m滝を懸垂。
冷たい!
赤岩沢の方が残雪が多い。
滑り落ちたら大怪我必至・・・、慎重に下る。
こっちの沢もナメ床が続く。
上流側の2段50m滝の下降には手間取った。
左の岸壁から空中懸垂して2段目取り付きのテラスに降り、テラスの灌木からもう一度懸垂で雪渓に移り、ようやく安全地帯へ。
ここ下るのに1時間半もかかった・・・
でも、登るのも面白そうな滝だった。
次の機会があれば赤岩沢登って魚沢下降したいな。
その後もなかなか雪渓が無くならず、ペースが上がらない。
下流側の2段50m滝辺りでようやく雪が無くなった。
右岸から巻き。
この滝の先は特に見どころもなく、冗長な下降が続く。
下降に飽きて疲れ果てたころ、ようやく駐車場に到着。
長かった~
コースタイム
5:20 女夫淵駐車場ー6:00 魚沢入渓ー9:20 三俣ー10:30 黒沼田代ー11:00 赤岩沢下降開始ー12:20 上流の2段50m大滝上ー13:50 大滝下ー15:10 下流の2段50m大滝下ー17:20 女夫淵駐車場
装備
フェルトソール靴、50mロープ、チェーンスパイク