奥秩父の沢

奥秩父 和名倉沢

山深く、苔の綺麗な沢。

「通らず」のゴルジュがあるが、今回は巻いてしまった。

暑い時期に来て、滝場を突破すれば結構面白いと思う。

大洞川 和名倉沢 遡行記録

2017/5/15-16 1泊2日 曇り時々雨

遡行グレード:2級上

メンバー:シュカ、ケーシ

 大洞林道の駐車スペースから少し歩くと、ガードレールが切れているところがある。
ここから明瞭な踏み跡を辿って川へ下っていく。


つり橋を渡り、踏み跡をさらに辿ると和名倉沢に導かれる。

 入渓地点。緑が綺麗な沢だ。

 ツルツルのスラブ滝には残置ロープが張られていた。
意外と人気の沢なのか?

 弁天滝。
鑑賞だけして右から巻いた。

景観が良いが、直登するには寒そうな滝だらけ。
もう少し暑い時期に来ればヨカッタ。

 一旦平凡になる。
新緑を楽しみながら遡行。

 なかなかに綺麗な滝が多い。
これは右から巻いた。

 これは水流右から直登。

 スラブ滝が続く。

「通らず」ゴルジュの入り口。
う~ん、寒いし雨降りそうだし・・・巻いちゃった。


巻き途中、上からゴルジュを覗くと、楽しそうな連瀑帯が見えた・・・
万が一もう一回来るなら絶対夏だな。


巻き終わると40m大滝下だった。
霧で幻想的な雰囲気になっている。
これも巻いた。巻いてばっかりだな~。

濡れたくないので全力でへつって小滝を越えていく。

 滝が無くなり、しばらく河原歩きだ。

左岸にテンバ適地を発見、ここで行動終了。
落ちてる木が湿っているものばかりで、しまいには雨に降られ、焚火断念・・・。

 翌朝、苔むした滝の登攀からはじまる。
右壁を簡単に登れる。


次の滝も右から。
苔がモフモフで気持ちいい。

 楽しい連瀑帯。
やっぱり滝は見るだけじゃ物足りないわ。


シャワーで突破する滝も。
今回、この連瀑帯が一番面白かったな・・・

 連瀑帯を終えると一気に水流は細くなる。
ここで1:1二俣と間違えて左に入る。

適当なところで尾根に上がり、山頂を目指して詰めあがる。

 ねらい通り、ダイレクトに山頂に詰めあがることができた。
それにしても全く展望が無い。

 展望は無いが、苔と森林の美しい登山道だ。

下山がめちゃ長い!
山頂から4時間ぐらいかかった。

つり橋を渡り切ったあたりに、何かいた。

 カモシカ。貫禄がありますなぁ。
しばらく見つめあった後、森に消えていった。

ようやく和名倉山の登山口に到着。
ここから駐車スペースまでも地味に長く、30分程かかった。

コースタイム

1日目
7:30 駐車スペースー8:00 入渓ー11:20 40m大滝ー15:00 ビバーク地・行動終了

2日目
7:30 出発ー10:00 和名倉山山頂ー14:20 登山口ー15:00 駐車スペース

装備

フェルトソール靴、30mロープ(未使用)