奄美大島に大滝があると聞いて遠征遡行。
落差推定106mといわれているタンギョの滝を登攀!
見てよし、登ってよしの素晴らしい滝でした。
住用川 タンギョの滝 登攀記録
2017/3/2 日帰り 晴れ
メンバー:シュカ、ケーシ
住用川沿いの林道終点に車をとめ、タンギョの滝へ向かう。
しばらく河原を歩いて滝へ近づく。
10分程で滝に到着!アプローチがラク。
それにしても大迫力だ。
下から見上げるが、全貌は見渡せない。
どこから登るか思案。
う~ん、下部は水線沿いはド垂壁で厳しそう・・・
中間部はまぁどこでも登れそう。
最上部は行ってみないとよくわからん。
下部は10m程巻いてから水流右の壁に取り付く。
青空の元、快適な登攀。
ホールド豊富だし、特に脆くもなく登りやすい。
もちろん残置は無いので、カム等で支点をとりつつ高度を上げていく。
振り返るとすでに高い。
巨岩が小石に見える。
横を流れる滝。
最初は巻いてしまったが、ここからはできるだけ水流沿いのラインを登る。
この辺で1ピッチ目終了。
2ピッチ目は傾斜が強く、ホールドも細かくて少々苦労した。
一段上がると後は階段状で簡単。
ここで2ピッチ目終了。
上部はまだ滝が続いているが、フリーで行ける範囲。
荷物を2ピッチ目の終了点にデポし、空身で進む。
いくつか小さな連瀑を越えていくと・・・
穏やかな渓相になり、これにてタンギョの滝登攀終了!
懸垂を交えつつ、滝の横から下山。
ハブが出てきそうで怖かったが、遭遇せずに済んだ。
登った滝を振り返る。
ネット上では登攀記録が見つからないので、もしかして初登?!
なんて、ちょっと浮かれながら奄美大島観光へ向かうのであった。
※後日、雑誌『岳人』にて成瀬さんがタンギョの滝を登攀した記録を発見。
しかも我々が巻いた下部の垂壁から登っている!さすがだ!
まぁ~、こんないい滝、あの成瀬さんがスルーしているはずが無かったか。笑
コースタイム
8:45 駐車スペースー8:55 タンギョの滝下ー9:50 下部10m程巻き終わり・登攀開始ー11:00 2ピッチ目終了ー11:15 連瀑帯終了ー11:30 下山開始ー12:50 駐車スペース
装備
フェルトソール靴、50mロープ×2、カム類