谷川・奥利根の沢

谷川岳 湯檜曽川 抱返り沢

最初から最後まで連瀑!

滝を駆け上がっていくような爽快な沢だ。

アプローチとツメと下山が長いのが難点。

湯檜曽川 抱返り沢 遡行記録

2016/7/11 日帰り 晴れ

遡行グレード:3級

メンバー:シュカ、ケーシ、他1名

白毛門登山口で前泊。
行程が長いので日の出とともに出発する。

 約1時間半かかってようやく入渓!
アプローチが長い。

 魚留の滝は残置スリングを利用してA0で突破。

湯檜曽川は広々としていて良い渓相だ!

 滝が所々出てくる。

 どれも簡単に突破できる。

 ウナギ淵は思っていたより短い。
巻けるが、夏だし敢えて泳ぐ!

 2段滝は左の乾いた壁から突破。


入渓して一時間ほどで十字峡に到着。
本流は左に曲がり、目の前の大滝が抱き返り沢だ。

右から出合っているのは大倉沢だ。
ゴルジュ系の沢らしい。
天気のいい日を狙って来たい!←10月に行ってきました!


さて・・・、抱返り沢最初の4段120m大滝だが、1段目直登は難しそうだ。
右の草付きから巻き、ハング状の上に出る。


2段目はナメ滝となっており、水流右を適当に登れる。


ナメ地帯を抜けると再び急傾斜になる。
ここから3段目だ。
水流右から取り付き、中間バンド状から水流を横切り左へ移る。

 ヌメヌメで一段上がるのが結構大変。

 水を浴びながら水流を横切る。
夏じゃなきゃキビシイな。


3段目上部はそのまま水流左を直登。
高度感があるが、ホールドはしっかりあるので落ち着けば行ける。


これが大滝最上部の4段目。
出だしは直登できず、右岸から巻き気味に登る。

 草が割としっかりしているので、悪い巻きではなかった。


4段目上部は水を浴びながら直登。
これで120m大滝は登攀終了だ。


大滝を登り終えてもすぐに次の滝が出てくる。
ここも水を浴びながら登る。

 傾斜は少し緩むが、まだまだ滝は続く。

 川幅が狭まり、そろそろ終わりの雰囲気?

 と思いきや、まだまだ出てくる滝。


10m滝は登れず、左岸から巻く。

 笹地帯から左上して灌木帯を目指す。
こういう笹、フェルトだとツルツル滑って厄介。

 沢に戻ると雪渓が残っていた。
一瞬焦るが、この1か所だけだった。

 こんなに源頭部っぽいのに、まだ滝が出てくる。


25mナメ滝。
さすがに水量が少なくなってきた。

25mナメを過ぎると視界が開ける。
ここで抱返り沢の遡行は終了。

 ガイド通り、尾根をまたいで大倉沢へ移動。
しばらく藪の海を行く・・・

途中の池塘に癒される。

 意外とまだまだ稜線まで長い。

 一ノ倉あたりの山々を背に、気持ちの良い草原歩きだが・・・。
ただただ長い。

 抱返り沢から離れて2時間ほどかかって、ようやく登山道に合流。

 稜線はニッコウキスゲが満開で綺麗だった。

草原や花に癒された後は、笠ヶ岳~白毛門を経由して地獄の下山が待っていた!

コースタイム

4:30 白毛門登山口ー6:00 湯檜曽川入渓ー7:00 十字峡ー10:30 遡行終了ー12:40 登山道ー16:00 白毛門登山口

装備

フェルトソール靴、30mロープ(未使用)、カム類(未使用)