鈴鹿・比良の沢

鈴鹿 ホタガ谷

百名谷に選定されている鈴鹿の沢。

前半のゴルジュ帯にかかる2つの滝の突破がポイント。

宇賀川 ホタガ谷 遡行記録

2021/6/17 日帰り 曇り

メンバー:ケーシ、シュカ

遡行グレード:3級

前日に紀伊半島では60mm近くの雨が降ったので、困った時の鈴鹿の沢へ。
鈴鹿には花崗岩の明るく綺麗な沢が多く、水捌けも良いので個人的にかなりお気に入りの山域だ。


宇賀渓駐車場からスタート。


登山道の渡渉地点から入渓するとすぐにホタガ谷に到着。
入口の滝は各自好きな所から登る。


小滝をいくつか越えると最初の核心15m滝。


シュカさんリードで取り付く。滝横のルンゼを登って慎重に落ち口へ。
突っ張りなどを駆使しながら立体的なムーブで登れる。


その後、簡単な滝をいくつか越えると…。


次の核心2段13m滝の登場。


ここはケーシのリードで左のルンゼっぽい所から登り、右にトラバースして落ち口へ。
見た目は脆そうだが、予想に反して岩は硬く快適に登れた。


上段は直登出来ないので巻く。左右どちらも行けそうだが、我々は右岸のリッジを選択。
ここが見た目よりも脆くてヒヤヒヤする登攀になった。確実に今日イチの核心。


2段滝を越えるとゴルジュ帯は終わり、癒しの渓相。


たまにプチゴルジュも出てくるが、基本的に平凡な渓相が続く。


もう面白いところ終わったし、帰るかーと話している内に連瀑帯が出てきた。
まだいくつか滝が出てきそうなので、上まで詰め上がることにした。


小さなゴルジュ内にかかる滝は突っ張りで突破。


次はシャワークライミングで右壁を登る。


滝場が終了した所でco650の二俣に到着。


通常は左俣に入るのが一般的らしいが、正直飽きてしまったので登山道に近そうな右俣を詰める。


右俣に入るとすぐに平凡になったので、尾根に乗って登山道を目指す。


藪漕ぎ無しで登山道に合流。
こっちに来てからまだ一度も藪を漕いでいない気がする。
まぁー楽で良いのだが、稜線に出た時の達成感?苦労感?をイマイチ感じられない。

整備の行き届いた登山道を駆け下りて、昼過ぎには駐車場に帰還。

左俣に入ると分レ滝という大きめの滝があるらしいが、後半は基本的に平凡な渓相が続くので、
前半のゴルジュを終えたら、こだわりが無ければ脇の廃道を利用して戻っても良いかもしれない。
滝の登攀はⅢ+~Ⅳくらいなので、シーズン初めの登攀練習にちょうど良さそう。

コースタイム

駐車場8:40―ホタガ谷9:00―co650二俣12:00―登山道12:30―駐車場13:30

装備

ラバーソール靴、30mロープ、ハーケン・カム