下田・川内/会越の沢

会越 もうがけ沢

会越の山深い静かな沢。

水量が多いと現れる幻の大滝が見所!

霧来沢 もうがけ沢 遡行記録

2021/7/3 日帰り 曇り時々雨

メンバー:ケーシ、他2名

遡行グレード:2級上

シュカさんの体調不良により、トリップ中断…。
加えて梅雨に本格突入し、沢に行けない日が続く。

雨続きの週末、山岳会で一緒だった山岸くんに連絡をし、沢登りに混ぜてもらう。
室谷川を予定していたそうだが、天気の関係で日帰りの沢に転進。
幻の大滝があるという、もうがけ沢に行くことになった。


早朝、最寄りの道の駅で集合し、御神楽岳の登山口に向かう。
移動中から雨が降っていて、萎え萎えモードだったが、
出発する頃には止み、やる気回復!


少し登山道を進み、道が沢近くを並走する辺りから入渓。
通常はこの先にある八乙女滝を過ぎた所から入渓するみたいだ。


早速出てくるプチゴルジュを進む。

プチゴルジュを抜けると八乙女滝。
残置ロープが垂れ下がっている左から登る。ヌメヌメで気を使った。


しばらく進むと右岸から顕著な支流が合流。ここがもうがけ沢出合。


もうがけ沢に入るとゴルジュ帯まで単調な歩きが続く。
時折出てくるグリーンタフの岩盤が美しい。


ゴルジュ帯に到着。入口の10m滝は右岸巻き。


懸垂で沢床に復帰。


次の4m滝は右から登る。


ゴルジュ帯出口のCS滝は突っ張りを駆使したアクロバットムーブで突破。


ゴルジュ帯を抜けると登れない滝がいくつか出てくる。
ここは左岸巻き。巻き途中から雨がかなり降ってきた。


雨に打たれながら、ここも懸垂で沢に復帰。


沢に戻ると雨は止み、一安心。しばらく癒しの渓相を進む。


登れない滝二つ目。ここは少し戻って右岸から巻く。沢にはクライムダウンで戻れた。


次の滝も巻き気味に右側を登って行く。


滝上は綺麗なナメ床が続く。人が写っている辺りが幻の大滝がある支流との二俣。


二俣を左へ。出合の長いナメを進むと…。


ハイライトの幻の大滝が登場!
連日の雨で大迫力の滝を想像していたが、水はチョロチョロ流れている程度であまり幻感が無かった。


左右どちらからも登れるようだが、我々は右を選択。
草付きを登って行き、落ち口付近で流心にトラバース。
落ち口から続くナメがヌメヌメで右側の灌木を使いながら登った。


幻の大滝上の15mくらいのナメ滝。
ここの上部で1名滑落。10m近く滑り落ちて綺麗に滝壺にダイブしていった(笑)
幸い、打撲程度で済んだようで一安心。右から巻いてもらって遡行継続。


長大なナメを歩く。幻の大滝よりも上部のナメの方が素晴らしい。


ヌメリに気を使いながら登って行くと徐々に水が涸れていき…。


藪に突入。ここから易しい藪漕ぎをして林道を目指す。


特に困難な箇所も無く、無事に林道に到着。
ここから下降開始地点の看板がある場所を目指して歩く。


藪に埋もれた看板から下降開始。


不明瞭な道を進み、道がよく分からなくなった辺りから沢に降りる。


平凡な沢を駆け降りるように下降して行くと…。


あっという間に出合に戻って来た。
ここで1時間くらい休憩がてら雑談をして、駐車場に戻る。

帰りは出合から忠実に登山道を辿り、駐車場に帰還。
混ぜてくれたお二人、ありがとうございました!また行きましょう。

コースタイム

駐車場6:30―もうがけ沢出合7:00―幻の大滝10:00―林道12:20―もうがけ沢出合(休憩)14:00―駐車場15:30

装備

ラバーソール靴、30mロープ