九州の沢

大隅半島 甫与志沢

連瀑・大滝・ナメ歩きが楽しめる沢!

楽しい要素が非常にコンパクトにまとまった半日コース。

姫門川 甫与志沢 遡行記録

2022/04/19 日帰り 晴れ

メンバー:シュカ、ケーシ

遡行グレード:1級上

連チャン沢登り4日目。
流石に疲れてきたので、行程がものすごく短い甫与志沢へ行くことにした。

ここ最近の暖かさはどこへ行ったのか、今朝はやたらと気温が低い。
10時になっても全然上がらず、車の気温計は12℃を表示している!(しかも晴れ予報なのにポツポツ雨が…)
追い打ちをかけるように風が吹く中、しぶしぶ濡れた沢装備に着替える…

しばらく車道を下り、甫与志沢のガードレール脇から入渓。
今のところ寒くて全くテンションが上がらない。

入渓。全体的にヌメるのでフェルト靴で来て正解だった。

最初は小滝がいくつも出てくる。

なるべくへつって濡れないように進む。

なんとなく奥秩父や奥多摩の沢を思い出させる渓相だ。


今日の水量だとどの滝も、直登してもあまり濡れなくて済みそう。
ドボンさえしなければ、ひとまず安心だ。


釜を持ったトイ状滝。釜の縁をへつって取りつく。

つっぱりで突破。
ヌメリで危うく落ちるところだった!危ない危ない…


間髪入れずに滝が出てくる。
ここからハイライトの大滝が始まるようだ。


一段登ると更に上に続いている。
この辺でちょうど体も温まってきてテンションアップ。


所々脆い岩があるが、ホールドは豊富。各々好きな所から登る。

最上段は水流沿いを行こうとしたが、物凄くヌメヌメだったので断念。
左の水流から少し離れた所から登った。

結構高い。全部で50mくらいありそう。

大滝を越えてもまだまだ小滝が出てくる。

短いながらもナメも出てきた。


甫与志沢最後の滝。完全シャワークライムになりそう…
濡れたくないので右から巻いた。


いい感じのナメが出てきた。歩きやすくて助かります。


次第にゴーロになり水枯れ。
沢型が無くなった辺りで沢を離れ、登山道に上がった。

天気があまり宜しくないので甫与志岳ピークは行かずに下山。
全行程2時間足らずと、あっという間に終わってしまったが、
久々の連日沢登りでお疲れ気味の我々にはちょうど良かった。

甫与志沢は超短いが、結構滝登攀が楽しめる沢だった。
行程が短くて体力的に楽なので、適宜ロープを出せば初心者でも楽しめると思う。

コースタイム

姫門登山口 10:30ー入渓 10:40ー登山道 11:50ー姫門登山口 12:10

装備

フェルトソール靴、30mロープ