谷川・奥利根の沢

谷川 井戸小屋沢右俣

明るく開放的な秀渓!

雄大な谷川の山々を眺めながらの沢登り。

右俣はとことん快適でした。

※最新の記録はこちら(2023/8/30)

万太郎谷 井戸小屋沢右俣 遡行記録

2017/9/30 日帰り 晴れ

遡行グレード:2級上

メンバー:シュカ、他1名

今回ははるばる遠方から来てくれた友人との遡行。
確実に面白い沢に行きたいね!と、まず選んだのが井戸小屋沢だ。
ケーシから事前情報は聞いていて、景色もよく面白いとのことだった。

万太郎谷沿いの駐車スペースに車をとめ、いざ出発。
ここに来るのはもう何回目だろうか・・・。ガタガタの道にも慣れたものだ。

 というわけでいつもの堰堤から入渓。

 相変わらず緑深い渓相に癒されながらすすむ。

 スライダー!は今回は割愛する。
だって寒いし・・・。体力温存だ。

泳いでもいいが、フリクションをうまく利かせれば濡れずに行ける。

 万太郎谷序盤は岩盤が発達していて渓相が素晴らしい!

 唐突に現れる人工物は関越自動車道の通気口。

 オキドウキョのトロは巻いた。
(後で泳ぐところまだまだあるし・・・)

 まぶしいほどの日差し。最高の天気にテンションがあがる!

万太郎本谷から別れ、井戸小屋沢へ。

 最初の滝はヌメヌメで悪そうだったので右岸から巻いた。

 次の滝。なにやらシャワーを覚悟している同行者。

 水線突破に挑戦!!
しかし、水圧で足が上がらない。

 断念してガイド本通り左岸の壁から突破。


つづいて淵だが、積極的に泳ぎたくはなく、右から巻き気味に通過。

 開けた沢筋から見える険しい山々!
景色がとてもいい。

 ついに泳がなきゃ進めないところが出てきた・・・!
この時期に泳ぐのは寒い。

 概ねラバーが快適に効く岩質だが、時々ヌメル。

 できるだけ水に浸かりたくないのでへつっていく。

ここもできるだけ水に浸からずに行く。
水線突破より逆に難しいかもしれない。

同行者は上下ネオプレンだが、それでも寒いとのこと!
私は上下ファイントラックで大丈夫だが・・・体脂肪率の問題?!

 快適な滝が続き、グイグイ高度を上げていく。

 とても眺めがよく、気分が良い!
やっぱり鬱蒼としている沢より、開けた沢がいいなぁ。

 CS滝。どこから登るか思案中。


ホールド豊富だが、足元が滑りやすく油断禁物。

 CS滝を越えるとプチゴルジュだ。
何となく難しそうだったので巻く。

 プチゴルジュを巻き終わると、快適なナメ床がしばらく続く。


一見何でも無さそうな小滝だが、意外と悪い!
フリクション勝負のへつりは結構難しく、滑り落ちながらもなんとか突破。


再びゴルジュっぽくなる。
この狭さなら・・・

 つっぱりで突破だ!
リズミカルに左右の足を前に移動させる。


ゴルジュの出口はもうすぐだ。
そろそろ日に当たりたい~

ようやく日の当たる場所へ!
青空に白い岩肌が映える。

 次の滝は水線沿いを突破!

一見ぬめりそうだが、意外と大丈夫だったりする。
フリクションを信じるのは怖いけど大事。


手ごろな滝が続く。
スリップに注意して右から通過。


端正な15m滝は右壁を登る。

 乾いていてすこぶる快適だ。

 大岩の横を通り過ぎる。

 東北の沢のようなナメ滝だ。


振り返っても良い景色!
だいぶ高いところまで来たなぁ。

 二俣に到着。日の当たらない左俣と日当たりのいい右俣。
左俣はゴルジュ内に渋い滝が続くそう。


今回はお気楽に右俣へ。


まだまだ滝が出てくる。
同行者のリード練がてら、ロープを出して登る。


水流右から登る。落ち口に向かう数歩がヌメリでスリップ注意だ。
彼女の記念すべきハーケンデビューの滝となった!


次のいかにもヌメヌメな黒い滝も、リードを交代してそのままロープを出して登る。
案の定ヌメルので、フラットにおける足場を探しながら慎重に行く。

 最後の最後でシャワー。手が冷たいのでスピード勝負!
焦らず急いで登る・・・


川幅がだいぶ狭くなったが、意外と小滝が続く。

 高さはないが脆いし細かいので慎重に・・・。

 水が涸れ、稜線もだいぶ近くなってきた。
しばらくガレを進むと、ヤブに突入。

 ちょっとだけヤブ漕ぎすると・・・

 登山道に飛び出た。
万太郎山からすこし下ったところかな。
稜線は紅葉が始まっていて綺麗だ。


景色を楽しみながら吾策新道を降りていく。

2時間ほどで登山口に到着。
景色もよくて、手ごろな滝が続く良い沢だった!

コースタイム

7:00 万太郎谷入渓ー8:20 井戸小屋沢ー10:50 二俣ー13:00 登山道ー15:00 吾策新道登山口

装備

ラバーソール靴、30mロープ、カム類(未使用)