谷川エリアの入門的な沢。
白毛門山頂にダイレクトに詰めあがる、美しいナメとスラブが連続する爽快なルート!
湯檜曽川 東黒沢 白毛門沢右俣
2024/9/6 日帰り 1級上
メンバー:シュカ単独
色々あって2024シーズンの沢始めが9月となってしまった。
ほぼ1年ぶりともいえる沢登りは谷川エリアの人気ルート、白毛門沢へ!
4年前には左俣を登りに来たが、天気が悪く景色が楽しめなかったので、今回はバッチリ晴れの日を狙ってきた。
右俣も10年前に遡行しているが、ほとんど忘れているので新鮮な気持ちで楽しめるはず!
ソロ沢登りも7年ぶりくらいということで、初級の沢とはいえ気を引き締めて出発!
白毛門登山口から東黒沢沿いの登山道を少し歩き、途中で道から外れて入渓。
少し彷徨ったので、普通に橋から入渓するのが分かりやすくて良いかも。
河原を少し歩くとナメが出てくるようになる。
ナメを気持ちよく歩いていくとハナゲの滝に到着!名前は微妙だが美しいナメ滝だ。
前回は増水していて巻き気味に通過したが、今回は平水なので水流内を登ってみた。フリクションがよく効くので楽しく登ることができた。
少し進むと東黒沢と白毛門沢の出合に到着。両門のナメ滝になっている。
左の白毛門沢に入ってからは小滝を登ったり巻いたりしながら進む。難しい滝には明瞭な巻き道がある。
快適に進んでいくと、タラタラノセンに到着。ハナゲの次にタラタラときて、鼻水を連想させるこれまた微妙な名前だが立派な滝だ。右岸から枝沢を横断して落ち口へ。
タラタラノセンを巻いて沢に戻ると、幅広のナメ滝が現れる。開放的で爽快な区間!フリクションを効かせて快適に登る。
幅広ナメ滝の終点には白毛門名物の奇岩が鎮座している。なんとも言えない表情の岩で良い!
枝沢を右・左一本ずつ見送ると、白毛門沢左俣と右俣の出合に到着。今回は右に入る。
ここからひたすら階段状の滝を登って行く。
水が細くなり露岩帯へ。徐々に傾斜が強くなっていくが、階段状なので登りやすい。
沢型を辿っていき、良く踏まれた笹薮を少し歩くと登山道に出た。すぐ右が山頂だった。
北には朝日岳、西には谷川岳が良く見える大展望の山頂。
何度も来ているはずなのに、その時は天気が悪かったり疲れ果てていたりしたからか、こんなに展望が良かったという記憶が無かった。
珍しく山頂でのんびりしてから下山した。
白毛門沢右俣は終始ナメと滝が続いて爽快な沢だった!
長いゴーロ歩きや高巻きがなく、退屈な区間が無いのが良い。渓相も美しいので人気なのも頷ける。
つめ上がる先の白毛門山頂は展望が良く、一ノ倉沢をはじめとした谷川岳の大岩壁も臨むことができる。
晴れた日に遡行して、山頂からの景色もセットで楽しむと良い。
それにしても、約1年ぶりの沢&新しい撮影機材のテストでかなり時間がかかってしまった!
徐々に身体の鍛えなおしと撮影の効率化をしていきたい。
コースタイム
駐車場6:00―白毛門沢出合7:30―タラタラのセン8:30―二俣10:30―白毛門山頂12:20~12:50―駐車場15:00