ネットなどでも記録が散見される台湾の人おすすめの沢。
遡行には向かない沢で途中退散。
台湾 山羊峽谷 遡行記録
2023/04/29 日帰り 晴れ
メンバー:ケーシ、シュカ、他2名
遡行グレード:???
初の海外遡行ということで遥々台湾にやってきた!
早朝、桃園空港で沢登り組と合流し、レンタカーを借りて移動。
初日はお手軽そう&現地の沢ヤ?キャニオニア?の張さんに勧められた山羊峽谷に行くことにした。
沢近くの路肩に車を停めて出発。
沢にかかる橋から下を覗くと既に大き目の滝がいくつか見える。これは楽しそう!とこの時はまだ思っていた…。
民家脇の通っていいのか微妙な道を進み、踏み跡っぽい箇所から出合に下りていくが…。
それらしき踏み跡を見つけられず。人気の沢ならもう少し踏み跡があってもいい気がするが…。
結局、藪を避けて歩きやすそうな所を辿って行くと沢の途中に出てしまった。
微妙な所に出てしまったので、一度沢を下降して出合から登りなおす作戦に変更。
ロープを片付けて沢を下ろうとするとすぐに巨大な滝にぶつかった。
下降自体は問題なく出来そうだが、側壁が非常に高く下まで続いており、予想以上に谷が深い。直登なんて論外。
これは下降しても全部高巻きだねという事で下りた所から遡行して一度道路にあがり、
上から沢を下降する作戦にまたも変更する。
とりあえずまずは遡行。下り立った所の滝は泳いでシャワーを浴びて登った。
ヌメヌメだったが、見た目より簡単。
滝はどれも登れる感じには見えない。
二俣を左に入り進むと堰堤にぶつかる。ここを巻いて越えるとまたも通っていいのか微妙な私有地っぽい所に出られた。
駐車スペースに戻ってきた。ここからは遊歩道を登り、上部にある滝から下降して出合を目指す。シュカさんはここでリタイア。昼寝タイムに入る。
我々は滝汗をかきながら遊歩道を登り、滝上へ。
想像よりデカイ。ピッチを切らないと下れなさそうな滝だ。
結局2ピッチに分けて滝を下降。
この滝も登れる形状ではない。台湾はどこもこんな感じなのかな。
次の滝は1ピッチで下降。
次も容易に下りられた。ここは何だか登れそうな感じ。
もうすぐ先程遡行で下りたった場所に合流という所で何やら気になる掲示物が目に入る。
周りの土地が私有地だから許可を得ないと入れないよ的なことが書いてある。
いつから掲示されているのかは不明だが、ツアーやSNSでこの沢が人気になり、人が多く入り過ぎたからなのだろうか。
いずれにせよ警察沙汰になって明日以降の沢に支障が出るのは御免だねという事でここで下降切り上げ。
かなり不完全燃焼な感じになってしまったが、気持ちを切り替えて明日からの沢に向けて体を休めた。
山羊峽谷は遡行向きの沢では無く、完全に下降向きの沢だった。
(台湾の人は遡渓というワードを下降向きの沢にも使う傾向があるっぽい。沢を調べる時は注意)
下降なら楽しいと思うが、私有地問題があるので入渓はおすすめしない。
コースタイム
駐車スペース8:30―脱渓9:30―再度入渓10:30―遡行終了12:00―駐車スペース12:10
装備
ラバーソール靴、50mロープ×2、カム・ハーケン、ウェットスーツ