天然の温泉に入れる沢!
大岩沢は滝が連続して面白い。奥鬼怒一押しの1本!
湯沢 大岩沢 遡行記録
2014/10/18-19 1泊2日 晴れ
遡行グレード:3級
メンバー:ケーシ、他2名
以前から気になっていた温泉の入れる沢へ。
女夫渕温泉駐車場に車を停めてスタート。
湯沢入口まで車道歩き。
橋を渡って湯沢に向かう。
途中まで遊歩道を利用するが、結構荒れている。
ようやく入渓。
水はキレイなシルキーブルー。
しばらく河原を歩くと…。
天然温泉の入浴場に到着。
ブルーシートと温泉を流すためのパイプが置いてあるので、自分たちのお風呂を自作する。
温泉は沢の水で薄めないとかなり熱い!
ゆったりと浸かっていたい所だが…。
この後の行程がまだあるので、泣く泣く寒さに震えながら撤収。
再出発。次は噴泉塔を目指す。
枝沢から普通に温泉が出ているので、油断すると火傷しそうになる。
沢は少しゴルジュ地形に。
ゴルジュ内の滝は簡単にへつれます。
ゴルジュを抜けると噴泉塔に到着。そこら中から煙が出ている。
ここから連瀑帯に突入。
最初の深い釜を持った2m滝は左から。残置を使ってA0。
底が見えないので怖い。
次の5m滝は右のバンドから登る。
ここは落ちたらヤバそうなのでロープを出す。Ⅲ+くらい?
次の3m滝は右壁を登る。快適!
連瀑帯最後の2段15mは水流左を登る。
連瀑帯を抜けると渓相は落ち着き、右岸からスダレ状の滝が水を落とす。
ナメが紅葉とマッチして、とても良い景観。
最高!
突如、大岩が姿を現す。すこし進むと広い河原となり、大岩沢出合に到着。
出合は焚火をしてくれと言わんばかりの超極上平坦地だった。
焚火にあたりながら、翌日に備えて就寝。
翌日。4m滝。
水流際をシャワークライム。寒い!
その後の10m滝は右岸から巻いた。
3条8m滝。
各々好きな場所から登る。
絶壁にかかる6m滝に行く手を阻まれる。
右岸から大高巻き開始。
懸垂2ピッチで沢床へ。途中ロープがスタックして時間を食った。
懸垂後の5m滝は左から。
暖かければ何ともないのだろうけど、寒すぎてホールディングが辛い!
二俣に到着。
左俣には3段50mの見事なナメ滝がかかる。
滝が部分的に凍っていて結構危険。
左沢/右沢の分岐。中央の草付きを登るが…。
草付きが凍っている。。
悶絶しながら滝上へ。この後も神経を擦り減らす系の巻きが続く。
次の50mナメは右岸から巻いた。
とにかく後半は滝が連続する。12m滝は右から登るが、ここも大半は凍っている。
ハンマーで氷を砕きながら登る。
ようやく源頭の様相。ガレ場を詰めていく。
ようやく登山道に到着。
日光の山々を眺めながら下山開始。
下山時刻は21時頃になってしまったが、とても充実した山行だった。
コースタイム
1日目
7:30駐車場―7:50湯沢入口―9:30天然温泉―11:30噴泉塔―15:00大岩沢出合(幕営)
2日目
5:00起床―6:00テン場―10:10二俣―10:50奥の二俣―15:30登山道―20:00駐車場
装備
フェルトソール靴、50mロープ、カム