滝登り主体のショートゴルジュ。
技量に合った楽しみ方が出来る。
愛知川 渋川 遡行記録
2022/6/10 日帰り 曇り
メンバー:ケーシ、シュカ
遡行グレード:2級
鈴鹿遠征最終日。本日は愛知川の支流、渋川へ。
超短いので沢の内容は調べず、行ってからのお楽しみということで現地まで車を走らせる。
愛郷の森に車を停めさせてもらい(一日500円)出発。
敷地内を進むと入渓ポイント。
しばらく河原歩き。
この沢の楽しい区間は後半のわずかな箇所だけであり、前半は退屈な歩きに徹することになる。
ようやくゴルジュっぽくなってきた!武装して遡行開始。
今までの明るく綺麗な鈴鹿の渓相とは異なり、暗く苔むした雰囲気がどことなく奥多摩や奥秩父の沢に似ている。加えてめちゃくちゃヌメル。
F1。左右、水流どこからでも登れそうだ。
無難に左から登る。残置ロープがぶら下がっていた。
抜け口が核心。
F2。水流も行けそうだが、簡単に巻けそうなので左の岩壁から登る。
残置ロープを使って這い上がる。
F3?右の乾いたところから登った。
ここも残置ロープ有。完全にゴルジュ遊園地。
F4。水が臭い。CSの隙間から登れそうだが、左から巻いた。
F5。泳いでいる風だが、普通に足が付く笑。
釜の規模も全体的に小さく、ライジャケ要らなかったかも。
F5は水線突破を試みたが、水圧で体も心も萎えたので無難に乾いた右壁から登った。
ゴルジュは続く。
F6。うーん、どこから登ろうかしら。
とりあえず、水流をくぐってツルヌメ凹角から登ろうとするが悪い。
体も冷えてきたので撤収。結局左の高度感ある岩壁を登って、懸垂で滝上に降り立った。
もう終わりかな?と思いきや、まだまだ淵が出てくる。
泳いで突っ張りを駆使して突破!相変わらず水が臭い!
側壁にタニシがビッシリくっついていて、突っ張りの際に何匹か殺したかもしれない。
F7。これが最後の滝だ。ここも残置ロープがぶら下がっている。
最後なので遊ぶ。
無駄に奮闘。
滝を越えるとすぐに橋が見えてきて遡行終了。
あとは林道をトボトボ歩いて下山。
渋川は今までの鈴鹿の沢とは真逆の渓相で暗く臭く汚くヌメル。
残置は多いが、それなりに登攀能力を求められる箇所もあるので、初心者向けという感じはしなかった。
滝を攻める場合は登攀具必須。泳ぎという泳ぎはないので普通のクライミングロープが良い。
靴は全体的にヌメルがラバーがおすすめ。ライジャケは不要と感じた。
汚いゴルジュが好きなマニアックな方はぜひ足を運んでみて下さい。
コースタイム
愛郷の森9:30―ゴルジュ10:30―遡行終了12:00―愛郷の森13:00
装備
ラバーソール靴、25mフローティングロープ、ライジャケ