前半は楽しいナメ歩き、後半はV字谷の中に滝が連続する谷川の沢。
アプローチしやすい半日コース。
湯檜曾川 西黒沢 遡行記録
2023/8/17 日帰り 晴れ
メンバー:ケーシ、シュカ、他2名
遡行グレード:2級上
ヒライデ沢でご一緒したtogami君に誘われ、彼の同僚であるtakanezawa君も加えて日帰り沢へ。まだ未遡行の西黒沢に行ってきた。
久しぶりの谷川の沢。いつの間にか綺麗なビジターセンターが出来ていた。
昼頃から雷雨予報なので、早出する。
西黒沢と並走している登山道を少し進み、適当なところから入渓。白鷺の滝よりも少し上に出たようだ。
しばらく水の涸れたゴーロを歩くとナメが現れ始める。
渇水気味のナメ。気温も高く既に汗だく。熱中症気味。。
全く濡れないので、釜に入って冷却しながら進む。
5mナメ滝は右から登る。
ナメ滝が続く。
8m滝は左から登る。快適。途中間違えてザンゲ沢に入ってしまい、戻って仕切り直し。
開けてとても良い渓相。
奥に進むと逆層8m滝。全員で登ると時間がかかりそうなので、我々はさっさと巻いて見学。2人も爆速で登ってきた。
再びナメ床が続く。水量少なく、写真を撮っても分かりにくいのが悲しい。。
水量少なすぎてただの染み出しのようになっている滝。今年の雨の降らなさ具合は異常ですな。
沢が右に曲がると3段80m滝。階段状で快適に登れそうだ。
軽快に駆け登る!はずだったが、暑すぎて休み休み登って行く。
たまにある水溜まりでオーバーヒートした体を冷却。
3段目は少し立っている。
滝上の釜で再び冷却。既に熱中症気味で辛い。もう真夏に沢登り出来なくなりそう。
3段80m滝を越えると沢幅が狭まり、登攀系に変わってくる。
地味にヌメル15m滝。途中に残置アリ。
徐々に周囲が岩壁に囲われ始め、V字地形の威圧的な渓相になってきた。
チムニー滝は右のリッジから登る。たまにもげるホールドと小さな浮石に冷や汗。
奥に進むとこれまた悪そうな滝。どうやらここが核心の滝みたい。
気が付くとノーヘルのtakanezawa氏がノーロープで取り付いている(笑)
大学山岳部出身はモノが違いますわ。
中間部からが悪いようで途中からロープを出して登った。ラインは水線への横断では無く、左に寄って直上。
ケーシは暑さにやられ登る気力が無く、さっさと巻いて水風呂に入りながら見学していた。
その後、何個か滝を越えると二俣になっているので、左へ。
連瀑を越えて行く。
暑さに辟易しながら登山道を目指す。忠実に沢筋を辿って10分くらいの易しい藪漕ぎで登山道に出た。
ギリギリ雨にやられず田尻尾根経由で下山。お昼頃には駐車場に戻り、あしま園でご飯を食べて帰った。久しぶりの谷川を満喫出来てとても満足。
西黒沢は短い区間に滝とナメが凝縮されていて、谷川の沢の中でもおすすめ度はかなり高い。ほぼ濡れないので秋に行くとより楽しめるはずだ。
コースタイム
駐車場6:00―入渓6:15―3段80m滝8:30―二俣9:30―登山道10:30―駐車場12:00
装備
ラバーソール靴、30mロープ、カム・ハーケン