沢登り

沢登り初心者向け:はじめに買うべき装備まとめ

沢登り初心者装備

こんにちは、三度の飯より沢が好き、沢女のシュカです。

道なき道を行き、水と戯れ、滝を登ったり、釜を泳いだり。
魅力的な大人の水遊び、それが沢登り・・・!

沢登り、すごく面白い遊びですよ!
確かに、山歩きやクライミングの知識や経験はある程度必要ですが、
簡単な沢なら経験者同伴で、しっかりした装備があれば十分楽しめます。

この記事では「沢登りをはじめたいけど、どんな装備を買ったらいいかわからない!」
という方向けに、必要な装備をご紹介します。

これから沢登りに挑戦する方の参考になれば幸いです!

沢登りの基本装備

とりあえず、自分が初心者を連れていくとしたらこれだけは最低限持ってきてね!
という装備はこちら。
沢靴、ヘルメット、ハーネス、ザック、ビレイデバイス、スリング、環付きカラビナ、レインウェア、速乾性ウェア、ホイッスル

以下でそれぞれ解説していきます。

沢靴(沢タビ)

これがないと始まらない、沢靴です。
沢登りは登山道と違い、濡れることが前提です。

なので登山靴が防水なのに対して、沢靴は防水ではありません。
中まで濡れます!靴下は速乾性のあるものが無難です。

沢靴のソールには大きく分けてフェルトとラバーの2種類がありますが、
初心者にオススメなのはフェルトソールです。

フェルトソールは濡れた岩、ヌメリのある岩、苔に対してフリクションが効きやすいです。
泥や草付きは少し苦手です。
ラバーソールは乾いた岩、ヌメリのない岩に対して抜群にフリクションが効きます。
ただし、少しでも岩がヌメっているとフリクションが全く効かなくなります。

私の体感を表にするとこんなかんじです。

濡れた岩 乾いた岩 ヌメリ 泥・草
フェルト
ラバー ×

◎:バチ効き! 〇:まぁ効く △:ちょっと滑る・・・ ×:全然ダメ!

つまり、フェルトはどんな場所でも大体フリクションが効くのに対して、ラバーは場所によって極端にフリクションの効きが違ってきます。

沢登りをはじめたばかりでは、どこが滑りそうか判断するのが難しいと思います。
なので、最初の一足はフェルトソール靴がオススメです。

ヘルメット

沢登りでは、一般登山道と違って道なき道を歩きます。
足元が不安定で慣れていないと転ぶ可能性が高いですし、沢筋というのは基本的に落石が起こりやすい地形になります。

なので、頭を衝撃から守るヘルメットは必須です!

登山用ヘルメットなら何でも良いのですが、沢登りメインで使うのであれば、オススメは外側のシェルが硬いハイブリッドタイプです。
ヘルメットを裏返したときに二重構造になっているのがハイブリッド、一体成型の一重構造がインモールドです。

ざっくりいうと、ハイブリッドは重めだが丈夫で、インモールドは耐久性は劣るが軽いという特徴があります。

実は私、軽くていいなとインモールドのヘルメットを買ったのですが、岩や張り出した木とかに結構頭をぶつけるので(私だけ?)、すぐに凹んだり傷だらけになってしまいました。
次買い替えるならハイブリッドにします。

ちなみに髪の長い女性にオススメのヘルメットはこれ。後ろで髪を結んでも邪魔にならないよう工夫されているヘルメットです!

ハーネス

落ちたら危険な場所で、安全を確保する道具の一つです。
これも大きく分けて2種類で、フリークライミング用のハーネスと、登山用の簡易ハーネスがあります。

フリークライミング用のハーネスはクッション性が高く、何度も落ちたり、長時間ぶらさがったりしても体に負荷がかかりにくいようになっています。
一方で、登山用の簡易ハーネスはクッション性はなく、軽量性を重視したものになります。

沢登りでは、フリークライミングのように、難しい壁に何度も落ちながらトライすることはしません。
なので、沢で使うならアルパインクライミング用の簡易ハーネスで十分です。

ちなみに、すでにフリークライミング用ハーネスを持っていて、それを沢で使おうとしている方・・・、絶対に沢登り用に別のハーネスを買った方がいいですよ!
水を吸って重くなるし、持ち歩くのにかさばるし、沢臭くなるし、最悪かびるし・・・。
沢でも使い勝手があまり良くないですし、多分その後フリークライミングで使いたくなくなります。

ザック

日帰りの沢登りなら20リットル程度のシンプルなザックがオススメです。
木の枝や岩など、いろいろなものに引っ掛かるので、外側に余計なものがあまり付いていないシンプルなデザインのものがいいと思います。

また、ザック自体に防水性は不要ですが、水を吸って重たくならないように、保水しにくい素材だとより良いです。
ザックの中に濡らしたくないものを入れる場合は、しっかり防水のスタッフバッグやジップロックに入れておきましょう。

ビレイデバイス

ロープを使って高いところから降りたり(懸垂下降)、滝をクライミングするときの安全確保(ビレイ)に使います。
ビレイデバイスには種類が多いのですが、とりあえずはチューブ型かV字型を選べば問題ありません。
私は、ブラックダイヤモンドのATCガイドを使ってます。

ちなみに、エイト環は安いのですがロープ操作がやりずらいので、オススメしません。

スリング

輪っか状のひもです。
平たいものがテープスリング、丸いものがロープスリングです。

セルフビレイ用にテープスリング1本と、懸垂下降のバックアップ用にロープスリング1本がそれぞれあるといいです。
※落ちたら危険な場所で、木等の支点と自分をつないで安全確保することをセルフビレイといいます。

スリングの素材には、ナイロンとダイニーマがありますが、沢で使うなら保水しにくいダイニーマがオススメです。

ちなみに、予算に余裕があればセルフビレイ用にPASを買うのもオススメです。
カラビナを使って長さを調整できるので、使いやすいです!

環付きカラビナ

カラビナにロック機能がついたものです。
下降器用・セルフビレイ用に最低でも2枚用意しましょう。
うっかりゲートが開いたら命にかかわるので、必ずロック機能の付いたものを選んでください!

レインウェア

防水ではなく、保温・防寒のために必要です。
いくら夏で気温が高くても沢の水は非常に冷たく、直に水を浴びると体力を消耗します。
また、滝の近くでは風が吹いていることが多いので、ウインドブレーカー代わりとしても、持っていくことをオススメします。

沢登りでは、岩にこすったり枝に引っ掛けたりは良くあるので、破れにくい丈夫な生地のレインウェアがオススメです!

私は普段は上だけ着ていることが多いですが、泳ぎがメインだったり、春や秋の寒い時期には上下レインウェアで固めてます。

速乾性ウェア

全身濡れるので、全身速乾性のあるウェアで揃えましょう。
あとは動きやすければ良いので、たとえば上下ジャージでも全然OKです。
ただしアンダーウェアだけは良いものを買うことをオススメします!
低体温症のリスクを抑えるという意味でも必須です。

沢登りでオススメなのは撥水のアンダーウェアです。
一般的な登山用のアンダーウェアは吸水・速乾で、汗で少し濡れるくらいならすぐに乾いて保温もしてくれます。
しかし、ビッショリ濡れた場合、ウェアが保水するので乾くまでに時間がかかりますし、その間水分が肌に触れ続けるため、冷たく感じます。
一方で撥水のアンダーウェアは、濡れても保水せず、肌から水分をすぐに離してくれるため、冷えを最小限に抑えてくれます。

ホイッスル

沢で意思疎通するのには笛が必要です。
水の流れる音で人の声が聞こえづらく、滝上と滝下では叫んでも声が全く通らないことが多々あります。

水に濡れても鳴るものであれば、何でもよいです。
すぐに取り出せるような所に身に着けておくことをお忘れなく!
私はコンパスと一緒に首から下げて、ウェアの中に入れ込んでます。

楽しく安全な沢登りライフを!

以上の装備を揃えたら、沢登りに行く準備は万端です!
が、いきなり初心者同士で行くのは危険ですので、必ずはじめは講習やツアー等、経験者同伴で行ってくださいね。

沢登りは非常に楽しいアクティビティですが、一歩間違えば事故や命の危険があるリスキーな一面もあります。
装備や知識により、少しでもリスクを減らして良い沢登りライフを楽しんでください!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!m(__)m

※実際に沢登りツアー等に参加される際は、そのツアーガイドの指示に従い、装備を準備されるようお願いします。